「8章」 112話 ガイア修行編 『ある物体』


真実の冒険 「8章」 112話 ガイア修行編 『ある物体』

----------ジュラル家_裏庭の井戸----------

ガイアは裏庭にある井戸へ入り、井戸の中にある道を淡々と進んでいく。
井戸の中は小さな明かりが点々と配置されており、先が見えない1本道が続いていた。


「ジュラル様は世界は危険な状態であることを知っていた。なぜ知っているのだろうか??」


独り言をつぶやきジュラルからもらった封筒を開ける。
すると2枚の手紙があった。
さっそくガイアは1枚の手紙を読む。
手紙の内容は以下の通りであった。


----------1枚目--------------
ガイアへ。
この手紙を読んでいるいうことは君はすでに1人で抜け出し、ある場所へ向かっているはずだ。
こうなることを計算し、手紙を作っておいて正解であったと思う。
昨日、カタストロフ王のセヴンから電話を頂いた。
私は驚愕したよ。
まさかDN帝国が【黒の魔石】を利用し【3幻神を復活】させようとした矢先に
この世界の英雄【チャイン】に横取りされたあげくDN帝国の指令系統をほぼ壊滅させられたそうじゃないか。
チャインはなぜ生きている??私はすごく疑問だ。
それよりもDN帝国はすでに壊滅状態ではあるが恨みの一つとしてガイア一味を大犯罪者にしようとしているわけだ。
だが、DN帝国の目的はチャインをつぶすことでありまた3幻神を操ること。
勝手にお互いで潰しってくれることはありがたいが、それではこの世界を平和にすることはできない。
またDN帝国幹部_ブレインが保持していた機密文書の話をセヴンから聞いたよ。
DN帝国も今後は【マスターエメラルド】を使用して【ジェノム0】と呼ばれるチャオを従えて宇宙へ向かうそうじゃないか。
ここからが重要だ。
セヴンいわく君たち仲間の修行後にマスターエメラルドの強奪とDN帝国を壊滅し、
宇宙へ向かうプラン立てているらしい。
DN帝国を叩くなら今しかない。とても名案である。
しかしガイア達の戦力だけで本当にチャインおよび3幻神を倒すことは可能なのか??
君はリーダだ。セヴンが君の代わりに指揮をとっているが
よく作成については考えてほしい
---------1枚目おわり--------


ガイアは手紙を読み現在の状況を整理した。
ドラゴとの戦い(8章_98-102話)により疲労困憊であったためセヴンから現状を聞けていなかった。
手紙を読み、点と点が線へとなった。
この修行の後は、DN帝国との一騎打ちである。
マスターエメラルドの効果は知らないがきっとチャインのいる宇宙コロニーまでワープできる宝石なのであろう。
すでにDN帝国との戦いは終盤だ。
マスターエメラルドを使用し宇宙コロニーまで行き【闇のチャイン】と【3幻神】を潰す。。


ガイアは2枚目の手紙を読みはじめる。


----------2枚目----------
今の世界情勢については以上だ。
次にガイアの修行についての話に移る。
君の持っている【青きツルギ】について私の知っている話を記載する。
約2年前、ジュエルハンターをしていたときに君の持っている【青きツルギ】を持つチャオと出会った。
そのツルギを持つチャオの名前は「ゼロム」

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2枚目の手紙を読んでいる最中、ガイアは驚きを示す。
この【青きツルギ】はジェノムの戦いに敗れる前に【チャイン】から頂いた物(「5章」 ジェノムVSガイア軍 最終回  【世界が滅びていく最初の日】参照)
そしてこのツルギを進化させてくれる助言を頂いたのは【ゼロム】(「7章」 57、59話参照)
よくよく考えれば【チャイン】と【ゼロム】はつながっている、、?
【チャイン】はこの世界の英雄
では【ゼロム】は一体だれだ??


ガイアは手紙の続きを読んだ


----------2枚目続き----------
ゼロムは私に【青きツルギ】の効果について教えれくれた。
ガイア自身は分かっていると思うがツルギの効果は以下通りである。

【青きツルギ】は以下の効果をもつ、状況に合わせて色を変化をする剣。
色によって剣の効果が変わる。

青きツルギ→普通の剣
赤きツルギ→相手のステータス【RUN】と同じ数値となる。
白きツルギ→相手が放った魔法を全て吸収する
銀のツルギ→自分のステータス【RUN POWER FLY】を2倍にするが、【STAMINA】は2倍消費する。
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「ここまでは自分の知っている内容だ。既に銀のツルギまで取得している。この続きがあるのか」


ガイアは手紙の続きを読んだ


----------2枚目続き----------
私が知っている内容は以上だ。
銀のツルギを取得するのが一番難しいと思われる。
しかし、銀のツルギが最終技なのか??
私はゼロムに問いただした。
するとゼロムからこんな答えが返ってきた。
『銀のツルギ以降技は存在する。修行でどうにかなるわけじゃない、ただこの【青きツルギ】と【ある物体】を照らし合わせると【虹色のツルギ】が現れる』
【ある物体】とは何か??
ゼロムに問いただした。
『ジュラル君、君はジュエルハンターだよね??ジュエルハンターの最高価値は何かわかるだろ??それが【ある物体】さ』
私は思った。
ジュエルハンターの最高価値_すなわち私たちが追い求めていた代物!
、、、その後ゼロムとは会っていない。
それから私はジュエルハンターとして最高価値を見つけ、井戸の奥に封印した。
セヴンから修行の話を聞いて「まさか」と思ったよ。ガイアが【青きツルギ】を持っているなんて!
これは偶然なのか運命なのか??
とりあえず井戸の奥へ行きなさい。ガイアが必要なものがそこに存在する
----------2枚目終わり-----------


「虹色のツルギか、、、最後は虹色だったのか」


ジェノムを1回倒しそこねた時、ガイアはチャインから虹色の剣でジェノムを倒すように命じられた事を思い出した。
(「5章」 ジェノムVSガイア軍 最終回  【世界が滅びていく最初の日】参照)
ジュラルが見つけたジュエルハンター最高価値の形が井戸の奥に封印されている。
ガイアは井戸の奥へたどり着く。
そこには光り輝く【ある物体】が配置されていた。


「ジュラル様。とんでもないものを保管しているんだな」


113話へ続く

このページについて
掲載日
2015年9月20日
ページ番号
295 / 310
この作品について
タイトル
真実の冒険
作者
土星(サターン)
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
2021年6月29日
連載期間
約17年3ヵ月12日