「8章」 111話 ガイア修行編 『世界情勢』
真実の冒険 「8章」 111話 ガイア修行編 『世界情勢』
----ジュエル村(ジュエル編は1章2話-1章4話を参照)----
ガイアはセヴンの飛空挺を降り、ジュエル村に到着する。
ジュエル村には思い出があった。
一番最初に仲間となった「オキス」の故郷でもある。
前回の話(8章_110話)となるが、「セヴン」と呼ばれる飛空挺を持つ仲間が修行のためガイアをジュエル村へと運ばせた。
また、ガイアが「チャオガーデン」から【ヘルホール】により
「この世界_英雄チャインの世界」へ飛ばされた事実をジュエル村の長、「ジュラル」から聞いた場所である。
「皆は他の場所で修行をして強くなっているはず、、、俺もジュラル様へ会って必ず強くなる。」
ジュラルが住んでいる家まで歩いていくガイア。
ジュエル村は昔と変わっていない。
いや、本当にそうなのだろうか。
時折ジュエル村のチャオ達が冷たい視線を自分へ向けてくる気がする。
---ジュラル家---
ジュラル家は家の外装が宝石で散りばめられたとても綺麗な家である。
ガイアはジュラル家の扉を開く。
「すいませんー、ジュラル様はいますかー!」
家の中に響き渡るような声でガイアは叫ぶ
すると、奥の一室からジュラルが現れた。
「久しぶりだなガイア、オキスは元気にやっているか??」
「ジュラル様!お久しぶりです。オキスは元気にやっているというかなんとうか。。。」
「状況が状況だからな。この世界の現状は実に危険な状況となっているだろう」
「ジュラル様は何かご存じで??」
ジュラルは何かを知っているような感じだ。
「とりあえず私の部屋へ来なさい。それからガイア、次外へ出歩く時は身を隠して歩け」
ジュラルはガイアを自分の部屋へと呼び出す。
ジュラルの部屋は宝石や世界の古い書物、骨董品等が多く陳列されていた。
それもそのはず、ジュラルは「ジュエルハンター」なのだから。
またテレビも置いてあり、テレビでは何かの「緊急速報」が放送されている。
「ジュラル様、身を隠して歩けとはどういうことでしょうか??」
「今放送されているテレビを見なさい」
ガイアは放送されている内容を見た。
するととんでもない内容が放送されているのを目の当たりにする。
<<大犯罪者--ガイア一味--この世界から三幻神と呼ばれるチャオを復活させ、世界を混沌へと引きづり込む者達>>
大々的な見出しを画面上に表示させ、世界の被害等を放送している。
また右上には「DN帝国放送」と表示されている。
ときどきガイアの仲間全ての顔写真を表示し、
ガイア一味を見つけた者には1億リングの懸賞金を与えるということだ。
「なんだこれは、、、、、まるで俺らが犯罪者じゃないか」
「DN帝国の仕業だ。あいつらは【世界政府】とのコンタクトが存在する。マスコミを利用すること容易であろう」
「確かに、、、DN帝国を甘く見ていた。翌々考えれば相手は世界屈指の帝国だ」
「ガイア、お前は私の家にくるまで多くのチャオに見られているだろう。この場所にいるのはかなり危険だ
すでにDN帝国へ報告されている可能性がある。」
『(冷たい視線の意味がよくわかったぜ、、、これからどうするか)』
ガイアは頭の中で少し考える。
「ジュラル様、俺はこの場所へ修行をしに来たんだ。修行が終わるまではできるだけ帰りたくない。」
「修行しにきたのは知っている。カタストロフの王※セヴンから直々に連絡があったからな
だが、この場所で修行をさせるのは危険だ。お前には【ある場所】で修行をしてほしい。」
「ある場所とは??]
ガイアはジュエルへ尋ねると、ジュエルは一枚の小さな封筒をガイアに渡す。
「この封筒に記載されている場所へ行け、そこに今回修行で必要な事が全て記載されている」
「ジュラル様は--」
ドンドンドン!!
玄関を叩く音が響き渡る
「DN帝国兵だ!!ガイアと呼ばれる奴がここに出入りしたとの報告があった!!
至急扉を開けろ!!すぐ開けなければ強行突破をさせて頂く!!」
外から大きな声でDN帝国の兵士が叫んでいる。
「報告からして到着までが早すぎるな。。。ガイア、お前は裏口から抜け出し裏庭にある井戸へ入れ。
そこから修行の場所まで行くことができる」
「ジュラル様はどうするのですか??」
「このままお前をかくまえば私も犯罪者だ。できるだけ戦うことは避けたい。さあ!早く行きたまえ!!」
ガイアは小さな封筒を持ち、すぐに裏口を抜け出して井戸の中へ入り込んだ。
それから約5秒後、DN帝国の兵士たちが扉を壊し新入してきた。
「ガイアはいるんだろ!!すぐにここへ呼び出せ!!」
DN帝国兵士は約30人
奥の部屋から姿を現すジュラルに銃口を向けた。
「おやおやDN帝国兵さん、そんなに威嚇されても困るな。
これは器物破損であり住居侵入でもある。ガイアがこの家へきた報告があったそうだが証拠などはあるかな??
なければそれなりの仕打ちおよびお詫びをしていただかなければ」
ジュラルは【ある物】をDN帝国兵へ提示した。。
「8章」 112話へ続く。