「8章」 97話 「故郷へ修行 ジュエルハンター」

セヴンの紙にかかれていたのは衝撃的なことである。


『修行場所』協力者【ジュエルハンター一同】

ガイア・・・『ジュラル様のところへ』ジュエル村
オキス・・『ランサー師匠のところへ』ランサー師匠の家
レイズ・・・・・・『太陽のところへ』はじまりの場所
レッド・・『クリムゾン様のところへ』プラネットバレー
ジン・・・・『ヒュウガ様のところへ』フリージングボーゲン
ヴィラ・・・『ヒュウガ様のところへ』フリージングボーゲン
プラム・・・・・・・『月のところへ』はじまりの場所


これを見たとき全員がこの事実に驚いた。
あの第2話で登場した初登場の月&太陽、第3話で初登場のジュラル様、第7話で初登場したランサー師匠、第86話で初登場のクリムゾン、後半の第6話で名前のみ登場したヒュウガ様。
これら指定された場所で修行をするようだ。
セヴンはこの『ジュエルハンター』全員に連絡をしたようだ。
ジュエルハンターとは後日説明しよう。


ジン「ヒュウガ様の元で修行・・・・。ジュエルハンターだったのか・・・」
ヴィラ「ジンさん・・俺らヒュウガ様に会えるんですね!故郷に戻れるんだ!」
レッド「まさかのじいちゃんかよ・・・俺性格変わったから驚くだろうな。というかジュエルハンターかよ!久しぶりの故郷だぜ」
オキス「・・・・・・・・ん?ちょっとちょっとセヴン」


オキスがセヴンの目を見る


オキス「なんで俺は故郷のジュエル村のジュラル様じゃなくて『ランサー師匠』なんだ?」
セヴン「オキスは昔は剣だったんだろ?でも今は槍だ。槍なら『ランサー師匠』だろ?」
オキス「そっそうか。(久しぶりにジュラル様にも会いたいな・・・)」


オキスは昔は剣であった。ただ、故郷の恩師ジュラルには会いたいらしい。
それぞれがいろいろな思いをつめて旅立った故郷やとても恩にあるチャオなど、懐かしさでいっぱいである。
そんな中、レイズとプラムは首をかしげる。


レイズ「セヴン・・。この月と太陽ってチャオは誰?私は知らないわ」
プラム「私も聞いたことありません」
セヴン「この二人もジュエルハンターだ。とりあえず海岸の近くに住んでいる。」
プラム「知らなかった・・。」


この6人がジュエルハンター。驚くのも無理ではないだろう。
今までジュエルハンターは表舞台では大きな動きはしなかったのだから。
その証拠に今までの話しの中でジュエルハンターの説明があったのは『ランサー』と『ジュラル』の二人である。
休んでいる暇はないと全員はセヴンの飛行船に乗り込む準備をした。
そして飛行船の目の前にきていた。
オキスとレイズは新しくカタストロフ製の武器を手に入れ、その性能を確かめたいようだ。
目的地へはこのカタストロフから近い順に降ろしてしていくようだ。
ただ、世界中ばらばらに目的地が存在しているため、全員を指定された場所に降ろすのは早くても1日半の消費が必要となる。
飛行船にいる間は休暇をとり、体をリラックスさせるように気負いのないような過ごし方をセヴンは進める。
ここで肝心な問題をジンがセヴンに言う。


ジン「そういえばガイアはどうするんじゃ?一刻も早く助けなければ!」
セヴン「ガイアは僕が助けに行く。だからジン達とは別行動で違う飛行船でガイアを救出しに行ってくる。だから僕は修行のメンバーに入っていないんだ」
ジン「なるほど・・。かたじけない。ガイアを頼んだぞ!」


セヴンは目の前の飛行船には乗らず、小型の飛行船でガイアの救出へと向かう。
飛行船に乗り込む前、ジン・オキス・レイズ・レッド・ヴィラ・プラムは最後の集まりをした。


セヴン「飛行船の操縦は優秀なカタストロフの兵士に任せてある。大丈夫だ!次に会うときは1週間後だ」
ジン「1週間後どれだけ強くなっているか楽しみじゃ」
レイズ「私は少し不安かも・・」
プラム「わっわたしもです」
ヴィラ「俺はヒュウガ様に久しぶりに会えるのが楽しみだ!」
レッド「俺もじいちゃんに会えるのは楽しみだ。でも修行を大事にしないとな!」
オキス「今から行くのは遊びじゃない。本当に強くなるための修行なんだ!1週間後!俺たちは強くなってこの場所に戻ってくることを誓おう!!!!そしてガイアの生きていることを信じるんだ!アイツはこんなところじゃ死なない!だって俺らのリーダーだから!」


全員は大きな声で『おーーーー!』っと雄たけびを上げる。


セヴン以外のメンバーは飛行船に乗り込み、結構なスピードでカタストロフを去る。
それを見ていたセヴンは『自分も行かなくては』と走って小型の飛行船に乗り込んだ。
新たな旅立ちおよび修行が始まる!

続く。

このページについて
掲載日
2010年2月27日
ページ番号
280 / 310
この作品について
タイトル
真実の冒険
作者
土星(サターン)
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
2021年6月29日
連載期間
約17年3ヵ月12日