「7章」 84話 『地割れ 瓦礫 混乱』
あらすじ
大結晶の絶壁内部の一部を宇宙でコロニーをつくるためにはぎとった3幻神。
これが原因で、大結晶の内部では地割れが起き、山じたいが崩壊する状態にあった。
この異常事態を最初に気づいたのがガイアとドラゴであった。
「ゴゴゴゴゴゴ・・・」
地響きとともに大きな揺れが大結晶内部を震わせている。
そんな中、ガイアとドラゴが攻防を繰り返していた。
ガイア「(さすがは・・・・幹部にあがっただけ強いな・・・・体がこのままだともたないぞ)」
ガイアはドラゴの攻撃をことごとく防戦一方な形で続いていた。
ドラゴは風の魔力を多く持つ剣をつかいガイアを苦戦させていた。
ドラゴ「いい加減攻撃してこいよ・・・・。俺様はまだ本気をだしていないというのに・・・・・もしそれがお前の実力ならおれ様がここで終わりにしてやる」
ガイア「はぁ・・・・はぁ・・・・・俺もそう思っていたところさ」
ドラゴは剣を捨て、いままでとは違う構えをとる。手には大きな風をまとわせている。
これを見たガイアは赤い色になった剣を白い色に変換させた。
こんなことをしているうちに地響きの音は大きくまし、二人の間に大きな地割れを起こす。この地割れで二人の距離は大きく離れてしまった。
ガイア「なんだこの地割れは・・・・・・・・・・・てって天井がさけてきてきる!?」
上を見たガイアはいっきに青ざめる。
天井も地割れが起き、いつ大結晶の一部が落ちてきてもおかしくない状況にあった。
こんな悪状態の中でもドラゴは向かってきた。
ドラゴ「こんな崩壊怖くもないわ!!どうせヴォルスト・・・・・・いいや俺の父親が3幻神を復活させただけのことだ!」
ドラゴは地割れを破壊しながら距離をつめてくる。
ガイア「こんな状態で戦えるか!?」
ガイアの足場も地割れを起こし、まさに地面に飲み込まれようとしていた。今3幻神が復活したことを考えている余地はなかった。
だが、その最悪なケースを頭のはしでガイアの脳から離さない。
ドラゴはガイアの距離をやく1Mというところまで近づいていた。ガイアの頭上を殴ろうとしたその時、破壊は大きく進む、完全にガイアの足場とドラゴの足場が崩壊した。
待つのは奈落のそこである。
天井は崩壊し、二人は閉じ込められるようにつぶされてしまう。
しかし下は奈落の底。二人の命はどうなるのか・・・・・・・・・・・。
話は変わり、DN帝国のチャオは大きく慌てていた。
3幻神が復活していた場所の付近も大きく崩壊がはじまっていた。
全員気絶からは解放・・・・いや、ヴォルスト以外は気絶から正気にもどす。この状況では戦いよりも命が大事、DN帝国のチャオは逃げることだけを考え、飛行船の準備をしていた。
幹部たちはDN帝国の兵士(生き残った者、ほとんどは地面のがれきにつぶされた)を集め。支持をする。
ドイル「くそ・・・・俺たちの作戦は失敗に終わった・・・・・・。ヴォルスト様は確実に飛行船へのせるんだ!!失敗したら皆殺しだ!!いいな!!」
ドイルは大声で兵士たちをいびらせ、迅速な対応していた。
このパニックの中、ジン・オキス・レッド・ジンは大きな縄に結び付けられ身動きができない状況にいた。
どうやら先にDN帝国の兵士の一部が気絶から目覚めたか、違うエリアからきて拘束していたらしい。
この場所も長くはもたない・・・・・・。崩壊は着実に進んでいる。
オキス「(この状況に・・・・・・・・・・・・セヴンがいれば・・・・。)」
続く。