「7章」 83話 『破滅 大結晶の崩壊』
あらすじ
チャインは黒の魔石の力を発動してしまった。
チャインが叫んだ瞬間大きな音とともに黒い霧がいっきに晴れる。
まわりは大きな揺れをだし、洞窟が崩壊するかのような威力で亀裂を起こす。
上空からは大きな風がふきはじめた。
ヴォルスト「く・・・・・・・そ・・・」
ヴォルストはチャインの攻撃をくらい力尽きてしまった。
チャイン「ハハハハハハハ!やっと!やっと!3幻神を復活させることができた!これ以上の喜びはないわ!」
チャインは一人で大笑いを続ける。
回りの大結晶は砕け散り、大きな穴がこの場にできてしまった。
そして3幻神が眠りから目覚めようとしていた。
鬼神は赤い色のダークカオス、女神は白い色のヒーローカオス、魔神は黒い色のライトカオスである。3幻神はこちらを睨むようにじっと見つめている。
鬼神「お前が我らを目覚めさせたか・・・・・。」
女神「うれしい限りじゃ。」
魔神「望みはなんだ?答えるがよい」
3幻神のプレッシャーはとても大きい。
まさに「神」と呼ばれるチャオだけあってチャインも少し動揺をしてしまいそうになる。
しかしそこはこらえた。
チャイン「この世界を支配したい。俺の望みはそれだけだ」
魔神「なるほど・・・・・・・・・・・・・・・。それが望みか。」
魔神はチャインの要求に少し時間をかけて考える。
鬼神と女神は魔神の考えに賛同し、何もしゃべらずにただただチャインを睨みつけプレッシャーを与えていた。
魔神はチャインの目の前に降り立った。
魔神「承知した。お前の願、我らが応えて見せよう。しかし、世界を支配するというのは簡単なことではない。我にいい考えがある。我の体に捕まるがよい。」
魔神はチャインに手を差し伸べた。
チャインは魔神の手をつかむ。
チャイン「俺とともに新しい世界を作ろうではないか!!」
魔神「調子に乗るな若造が。いくぞ」
魔神はチャインをつかみ、いっきに大きな穴の外(上空)へ飛んでいく。続いて鬼神、女神が空へと舞う。
そして魔神がいっきに大きな穴(気絶しているチャオの場所)めがけて手をかざした。
すると、大きな穴はさらに爆発を繰り返し、大結晶の残った部分が魔神・鬼神・女神に向かって飛んできたのだ。
魔神「いったん宇宙へと飛び、この大結晶をつかいコロニーを作りだす。まずはそこからだ」
チャイン「くく・・・・頼もしいぞ3幻神!!」
一気に3幻神+チャインは宇宙へと飛んでいく。
一方魔神の力でさらに崩壊をしていく大結晶の絶壁内部は大変なことが起きていた。
大結晶が崩壊したため、地割れが起き、山そのものが破滅していくような形になっている。このままだと気絶しているチャオを含め、DN帝国&ガイア一味は死んでしまう。
この最初の異常事態に気づいたのはガイアとドラゴであった・・・。
続く。