「7章」 78話 『レイズ・ヴィラVS幹部2』
あらすじは前の話を参照に。
一方、ヴィラとレイズVSアタリーナの戦いでは・・・・・。
アタリーナはヴィラとレイズが走ってくるのを止まって待ち構えていた。
ヴィラ「そっちがこないならこっちが行くまでだ!」
ヴィラは自分のサーベルで空中から急降下してアタリーナに突っ込んだ。
アタリーナはよける気はないのか、その場に動かないままだ。
ヴィラの攻撃がギリギリ当たる瞬間!行動を開始した。
ヴュン!!スクリーンに画像がうつるような音とともにアタリーナは姿をけした。
そしてアタリーナはヴィラの背後にまわっていた。
ヴィラには何が起きたかわからないが、レイズにははっきり映っていた。
『WARP』・・・それが応えだった。
アタリーナはヴィラの攻撃すれすれでワープしていたのだ。はたしてどのような魔法を使えばそのようなことが可能なのか・・・。
ワープをして背後にまわったアタリーナはヴィラの背中に向かって雷をとばしまくる。
電撃を無数にくらったヴィラは威力があるのか、大きく吹っ飛んだ。
ヴィラも受け身をとり、かろうじて大ダメージはさける。
アタリーナ「わたしの『雷魔法』をもろに受けて気絶しないのはすごいわ。結構魔法の熟練度はすごいのよ?」
アタリーナは離れたヴィラに向かって言う。
そのすきにレイズがかまをアタリーナの首めがけてふってくる。あたればチョンパだ。
だがここは戦いに慣れているのか紙一重でかわした。
そしてまたワープをしてレイズのうしろにまわるが、レイズもよんでいたのか、アタリーナのかみなり攻撃を空中へとび、避ける。
アタリーナ「空中へとぶチャオなんてめずらしいわね。空中へそこまでとべるチャオはFLYスキルが2000以上なきゃ無理なはずなのに・・・・。でも今は時間がないの。早く終わらせるわ。」
アタリーナは空中へ飛んだレイズに向かって雷の魔法を精製する。
そして大きなハリのような雷の形をしたものを精製した。
雷を具現化した大きなハリはレイズめがけて飛んでいく。だが、レイズは空中でよけられるほどのスキルはもっていた。
レイズが攻撃をよけようとするとき、大きなハリがハリセンボンのように大きくふくらみ・・・そして破裂した!!
大きなハリは無数のハリへとかわり、レイズへ襲いかかる!
さすがのレイズもこの無数のハリすべてをよけきることはできなかった。いっきに無数の電撃のハリがレイズへと突き刺さる。
バリバリ・・・・・雷の音が周囲にひろがる。レイズはその電撃をうけ、雷をくらった鳥のようにいっきに黒こげになり地面へと落下した。
ヴィラ「(なんだこの威力・・・・!!今まで闘ってきたチャオ・・・いやジェノムよりは魔力はないだろうがどれだけ魔力をもっているんだ!?)」
ヴィラはアタリーナの攻撃に絶望を感じた。ぽよがグルグルになりかけて気絶でもするかのように。
ヴィラの足はアタリーナへ向かうことができかなかった。黒こげにしたレイズをみていたアタリーナは笑っていた。そして今度はヴィラを見て不敵な笑みをした。
この笑みにヴィラは背筋が凍るような思いをした。その思いをしたときにはアタリーナがヴィラの後ろにいて、ヴィラの背中にギリギリ当たらない程度の電撃をむけた。
アタリーナ「一緒にヴォルスト様のところまできなさい。そうすれば命は助けてやるわ。」
これにはさすがのヴィラもついて行くしかなかった・・。
続く。