「7章」 68話 『軍事力』

ドラゴはブレインたちの声を聞きたくないのか、どこかへ歩いていってしまう。

ドイル「全く・・・・・なんでヴォルスト様はあんなヤツを幹部にしたんだろう。Aクラスのチャオを幹部にしてやればよかった事を。」

アタリーナ「アイツは何を考えているかいつもわからないのよね・・。噂ではヴォルストの【息子】とか・・・」

ドイル「まさか・・・・・・・!!冗談だろう。さて、わたしたちも倒しにいこうか」

アタリーナ「そうね。」

アタリーナの手からは電撃がほとばしっており、ドイルは大きな斧『トマホーク』を持って歩いていく。

果たしてガイア達はこいつ等を倒せるのか・・・・?



====================『大結晶の内部 結晶内部』====================



ガイア、ジン、ヴィラ、レッド・・・いわゆる武器をもって戦える組は入り口を突破し先を急いでいた。

出遅れたレイズ、オキス、プラムはまだ入り口にいるようだ。

オキス「よ~し。こいつ等から武器をうばおう。今はこれで戦うしかないからな。」

オキスは気絶しているDN帝国護衛チャオから武器をうばおうとした。

だが、2,3個護衛チャオがもっている武器は1発が限界な武器『バズーカ』だけだった(^^;)

レイズ「しかたないわ。これを使いましょう」

レイズはバズーカを背中にセットする。黄色の色にマント装備のレイズにバズーカはなぜか似合っていた。

オキスも背中にセットすると、ガイア達に遅れをとらないように走り出す。

オキス「ガイア・・・待ってろよ!」


一方、先を進んでいたガイア達は2つの分かれ道を見つける。まだ他のDN帝国のチャオは見ていない。

ガイア「さて、どっちへ進む!?」

ジン「多分もう我らの存在にDNのやつ等は気づいているハズじゃ。待ち伏せしているかもしれん!」

レッド「よし!じゃあ左へ進もう!!」

ガイア達は左の道を走っていった。その後ろに少しおくれてヴィラがついていく。


ヴィラ「ヒュウガ師匠の口調が変わっている・・・・・・・。一体何が・・・・・」


・・・・・・・・・・先へ進んでいくとやはりDN帝国のチャオが15人くらい銃をかまえてこっちを狙ってきている。

さすがに突破はできない。

DN帝国兵士チャオ「この先は進ません!ただちにこの場を去れ!」

1匹が大声で声をかける。

ガイア「あいにく・・・・俺は仲間の運命を背負って生きてきた。この場をさることはできないぜ」

レッド「銃を撃つようだったらその前に全滅させるぞ・・・・・!」

DN帝国兵士チャオ「本気か・・・・・?我々はDランクのチャオだがこの先には最高Aランククラスのチャオがいるんだぞ。我々の軍隊を全て突破できるはずがない!!」

ガイア「俺は別にお前らなんか眼中にない。さっさとどいてくれ!」

DN帝国兵士チャオ「ふざけているのか!?こうなったら・・・・・・・・・・鉄砲発射用意!あいつらを蹴散らせ!!」

DN帝国兵士チャオ1匹の声と同時に全員がガイアたちに狙いを定める。

そして銃弾が放たれる瞬間、いきなり銃が全て爆発してしまった!

DN帝国兵士チャオ「どっどうゆうことだ!?」

レッド「俺は先にいったぜ?『銃をうつようだったら全滅させる』ってな!」

レッドは微弱な電撃をつかって銃の内部に静電気をおくった。そのせいで火薬が爆発するようになったのだ。

ジン「突破じゃ!」

DN帝国の兵士が銃の爆発で混乱しているうちにガイア達はいっきにかけ走った。このチャオの数の前に全員を倒す余裕などない。あえて走って突破するしかないのだ。


DN帝国兵士チャオ「こちらDクラス!!最初の場所を突破されました!おそらくそこらの普通のチャオではないようです!大至急応援を!!」


1匹のDN帝国兵士チャオが無線で情報を広げる。

こんな圧倒的な軍事力の前に太刀打ちなどできるのだろうか・・・・?

このページについて
掲載号
週刊チャオ第261号
ページ番号
246 / 310
この作品について
タイトル
真実の冒険
作者
土星(サターン)
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
2021年6月29日
連載期間
約17年3ヵ月12日