「7章」 65話 『新しい始まり』

【あらすじ】ブリザードを新たに仲間にしたガイア達は宿敵・『ジェノム』と3度目の戦いを行った。
圧倒的強さを誇るジェノムの前に苦戦・・・・全てが終わりになると思ったが、ブリザードの命がけの必殺技、謎のチャオ『ゼロム』、『クロノアス』の登場により奇跡の大逆転を遂げた。
しかし、全てを使い果たしたヴィラは気絶、ガイアはブリザードが消えたことを知らなかった。
そして今、ガイアはブリザードの死を知り、地面にはいつくばっていた。

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涙を流しているガイアを見て復活したレイズ・オキス・レッドに加えジンが後ろから話しかける。

ガイア「俺のせいで・・・・・!!俺のせいで・・・・・!」

ガイアは拳を地面に叩きつけていた。

オキス「ガイア!!」

オキスは物凄い大きな声でガイアに叫んだ。

ガイア「なっなんだよ!!」

ガイアは後ろを振り向く。

オキス「ガイア!お前は自分が生きていることに後悔しているのか!?何度も何度も仲間が犠牲になって・・・・・・・その事に自分を恨んでるじゃないか!」

ジン「そうじゃ!仲間の犠牲は苦しい・・・・・・・だがな、もう後戻りはできないんじゃ!一番それがわかっているだろ!」

ガイア「くっ・・・・・・・・」

ガイアは話を聞いているのだが、無視するかのように背を向けた。

レッド「ガイア・・・・・お前には優しい心があるじゃないか。俺達がジェノムに吸い取られて窮地にたたされても助けにきてくれたじゃないか。」

ガイアの背中にレッドは手を置く。

レッド「だれもお前が生きていて自分が死ぬことを恨んじゃいないよ。だって俺たちは【仲間】だろ?お前はまだやらなくちゃいけないことがあるんだ。」


ガイア「(やらなくちゃいけないこと・・・・・)」


ガイアは昔の事や今の状況をいろいろと思い出した。

DN帝国の野望を阻止すること、世界を破滅させようとするチャインを止めること、自分の世界に帰ること、犠牲になった仲間の執念を叶えること・・・・・。

自分の愚かさと自己中さにガイアは嫌気がした。


ガイア「みんなごめん・・・・・!」


ガイアは立ち上がり、みんなの方を向いた。

レイズ「ガイア、まだまだこれからよ。」

オキス&レッド「そうだ!!」

ガイア「うん!!まずは自分が今やるべきことを考えるよ。」

プラム「ガイア!ヴィラが目を覚ましたわ!」

ガイアにジンとレッドとオキスが話しているときにヴィラの様子を見ていたプラムは、ヴィラが気絶から開放されたのに気づいた。ヴィラは約気絶してから1日たっていた。

みんながヴィラのところへ駆け寄った。

ヴィラ「んぅ・・・・・は!?」

ヴィラは知らないチャオが3名ほどいることに驚いた。

ヴィラ「(どっどうゆうことだ!?こんな山に3人のチャオが!?まっまさかDN帝国のやつ等がみまわりに・・・・・!!)」


バタンッ         頭がパニック状態になったヴィラはまたすぐに気絶した。


オキス「コイツ気絶しやすいな・・・・・すんげぇ顔で驚いてたな」

ジン「(ヴィラ・・・・・主は我の正体にすぐ気づくだろうな・・・・。そのときはヒュウガ師匠ではないことを告げなくては・・・・・)」

レッド「まっまあ先を急ごうぜ?」

レイズ「そうね・・・・・。『鬼神』話によるとこの先に 『魔神』 『女神』が封印
されているからそれを阻止しなくちゃね」

ガイア「よし!!じゃあ急ごう!」


こうして仲間がいっきに7人になったガイア達はこの先にある3幻神と呼ばれるチャオ『鬼神』 『魔神』 『女神』をDN帝国から阻止をしにいく。

果たしてDN帝国を阻止できるのか・・・・・?

続く




おまけ
ガイア「ヴィラ気絶してるからジャンケンで運ぶの決めようぜ」

他一同「え~~~~~~~~~~」

ヴィラ「(くぅ・・・・・)」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第259号
ページ番号
242 / 310
この作品について
タイトル
真実の冒険
作者
土星(サターン)
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
2021年6月29日
連載期間
約17年3ヵ月12日