「7章」 59話 ジェノムVSガイア軍 『白きツルギ』
ガイア「やっとこの地に戻ってきた・・・。もう負けることはしない!」
剣をにぎったりからだを少しジャンプしたりする。
ガイアは剣を持って自分の体がうごくことを感じた。
プラム「ガイア・・・・やっと帰ってきた。」
プラムは苦笑いをしてガイアに声をかけた。
ガイア「?」
ガイアは後ろを振り向いた。そこには横たわっているプラムと他の瀕死の仲間がいた。
ガイア「プラム・・・・・・。そしてヴィラやジン・・・・・・・・・・・・・・・ジェノム!!!!」
ガイアは前にいたジェノムにいままでみせたものより一番の怒りの表情を見せた。だがジェノムにそんなの意味はない。人格というものを消した完全な破壊兵器だ
ジェノム「生存者1人増加・・・・・ただちにまとめて破壊スル」
ジェノムは剣を空中へ投げた。闇の最終プログラム『アルティメット・デス・ハザード』だ
ガイア「プラム!!俺の回復魔法を少し与えてくれないか!?時間がない!!早く!!」
プラム「やってみる・・・!!」
痛みを手でおさえているのを止め、筆ペンから回復魔法をガイアにとばした。
ガイア「ありがとう!(後は俺の・・・)」
ガイアは剣をなぜか2つまとめて飛ばしてきた回復魔法に向かって向けた。そして回復魔法はガイアの剣に当たる。
2つの剣は合体し白いひとつの剣となった!
ジェノム「最終プログラム・・・『アルティメット・デス・ハザード』」
いつのまにかジェノムから無数の黒い刃が飛び込んでくる!!
しかしガイアがその無数の刃に向かって剣を振り回した!
ガイア「ぜんぶとばしてやるぞぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおお!」
剣を振り回した結果、黒い刃はなぜか全て消滅した。そんなことは不可能・・・・・ヴィラもブリザードもできなかったことがなぜガイアはできたのか・・・?
黒い刃を消滅させたガイアの剣は白く輝いている・・。
場面はまた変わり、とあるこの世界の島。
ここにガイアを復活させた『ゼロム』とプラムと話した時の覇者『クロノアス』が歩いていた。
クロノアス「ゼロム・・・・質問したいことがある」
ゼロム「なんだ?」
クロノアス「ガイアに何を伝えた?普通チャオは復活などしない。お前はチャオを生き返らせる能力があるのか・・・?」
ゼロム「ガイアは・・・・・特別だ。私はそんな能力は無い」
ゼロムは白いコートから一つの紙をとりだしクロノアスに見せる。
クロノアスはこれを見て驚いた。
クロノアス「まさかアイツがあの・・・・・・・・・・、お前がこだわるわけだ。しかも復活ではなくガイアは『転生』したのか・・・」
ゼロム「『一定の条件』があれば転生が可能だ・・・・・。ガイアは自分が何者か何もしらない。そう『真実』を知らない・・・・・」
クロノアス「なるほど・・・。じゃあもうひとつの質問だ・・。アイツに何を伝えた?」
ゼロム「アイツには・・・・から教えてもらった2つの能力を伝えた。これでジェノムは倒せるだろう」
ゼロムの声が一瞬低くなりだれから教えてもらったかわからなくなったが、ながした。
クロノアス「2つの能力?」
ゼロム「1つはまだ使わないだろうが、今使っているとおもわれるのは『緑のツルギ』、剣を2本から1つに同化し、『物理的ではない技を吸収し、それを打ち消すか最大まで威力をあげて戦える』能力だ」
クロノアス「・・・・・」
これからまだまだ歩くが、ほとんど二人は喋らなかった。
ゼロムは歩きながら空を見た。
ゼロム「ガイアは俺と同じ存在・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だな。」
続く。