「7章」 58話 ジェノムVSガイア軍 『復活のノロシ』
場面は変わって、『大結晶の絶壁内部』
ジェノムの攻撃でまわりが岩だらけだった場所はもう粉々になった岩の平地になりかけていた。
ブリザードは灰色の繭になり瀕死状態、ヴィラとジンは大きな傷で気絶していた。とくにヴィラがやばい。
プラム「クロノアスさん・・・」
クロノアス「なんだ」
プラム「まだ世界を救うことの大切さがわかりません。自分の目的はとりあえずDN帝国の壊滅です・・・これから先どんな試練が待ち受けているのか・・・」
クロノアス「それは後でゆくっり考えるんだ、まだ時間はある・・」
クロノアスは持っている懐中時計を見た。あと残り時間はやく30秒。そしてゼロムがタイミングよくガイアの繭からでてくる。
ゼロム「少し時間がかかりすぎた・・!!クロノアス、早くここから逃げるぞ」
クロノアス「そうだな・・。あっそうだ、このことは絶対他のチャオには内緒にしてほしい。特にガイアには話さないでくれ・・。」
クロノアスはプラムに小さな声で告げた。その後、ゼロムとクロノアスは一瞬で姿を消した。
プラム「一体彼らはなんだったんだろう・・・・・ってガイアは!?」
プラムはガイアの繭を見た・・・・・・・・・・・・・・・・・しかし変化がない。
それどころか【ガァァァァアアン】とジェノムの時が戻った。地面に向かって最終プログラム『ボルテックス・ストライク』が直撃する。(目の前にいたヴィラはプラムが少しどかした)
ジェノム「1人の生存者確認・・・・・これより破壊スル」
プラム「(どうやら時は本当に止まっていたようね・・・)」
プラムは筆ペンをかまえるがガクガクブルブルで体がぜんぜんうごかない。
ジェノム「破壊スル・・・最終プログラム『ボルテックス・ストライク』」
ジェノムはプラムに突進しにいく。剣には闇のオーラ+大きな電流がはしっている。
プラム「どっどうしよう・・!」
プラムの体が自然に横に動いた。それは足の震えのせいかもしれない。
ただこれが幸運だった。ジェノムの攻撃がかすかにすれ、攻撃をはずしたのだ。
だがプラムの体には痛々しい痕がのこる。
プラム「(これが傷み・・・・・・久しぶりの痛み・・・・・)」
プラムは自分の傷痕に手をおさえる。
ジェノム「2回目の攻撃開始」
ジェノムはまたプラムに剣を向けて突進する体制でかまえている。。
「コロサレル!コロサレル!コロサレル!」この言葉が頭の中に一瞬でうまった。
プラム「(私も死んじゃうの・・?)」
プラムは精魂尽きたかのように横に体を倒した。実はこのとき「ある事」に気づいた。
プラム「(ガイアの・・・・繭がない!!)」
プラムの上に黒い影ができた。上を向いてみると1匹のチャオが空中から飛んでくるのである。
1匹のチャオは地面へと着地する。
そう、このチャオこそ・・・。
ガイア「復活!!!!!」
プラムの前にガイアが復活した!!!!
続く!