「6章」 37話 ジンVSブリザード 8 『極寒の破壊神』
ジンは勝利を確信したかのように剣をしまった。
ジン「夢を見続けたまえ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ブリザード「まだ終わってない・・・・・ぞ・・・・・」
ジン「!!」
ジンのポヨがビックリマークへ変わり、目を大きくした。
ブリザードはいたるところに傷がついているが、立ち上がる。
ブリザード「もう・・・・・終わり・・だと・・・・・・?・・・・・ふざ・・・けるな・・・まだ・・・・・・おれさま・・・・は・・・・こうげ・・・・・き・・・・・して・・は」
ブリザードの両手が青く光はじめた。どうやらヴィラを倒した『アトミックアヴァランチ』のようだ。
ジン「主よ・・・・・・ここで消えてもしらぬぞ・・」
ジンは二つの剣・『龍鳳刀』を取り出す。
ブリザード「きえろぉぉぉお!」
ブリザードが最後の1発をうち放つかのようにジンへ突っ込んだ!
ジンは剣を構える。
ジン「カウンターしてやるわ!」
突っ込んでくるブリザードの攻撃があたるまえに↑へジャンプした。当然ブリザードもジャンプする。
そしてそこからジンはブリザードに向かっていき、二つの技がぶつかった!
ブリザード「『アトミックアヴァランチ』!!」
ブリザードは両手をジンに突き出し、ジンに当てようとしたが簡単に避けられてしまう。
それだけではない、ジンがカウンターを決めにいく。
ジン「二刀流返し技・・・・・・・・・・・『摩天楼』!!」
ジンは回転をし、二つの剣で敵の両手を大きくひろげ、ブリザードの腹に勢いよくキックした。
ブリザードは地面へと空中から叩きつけられてしまった。
ジン「今の実力が我の実力に勝つことなど出来ぬわ!」
空中から地面に降りたジンが言う。
ブリザード「うぅ・・・・・・・・ま・・・・・だぁ・・・・だ・・・・・・・・」
ブリザードの体力はもはや限界、いや、もう限界を超しているだろう。
だが、『3幻神』の場所を守るものとして限界を超えてでも戦わなければいけなかった。
『もう駄目かもしれない・・・・・』
ブリザードの頭の中でこの言葉がよぎった・・・。
ブリザード「青いチャオよ(ジン)・・・・・なぜお前はこの地に来た?・・・・・・・・・・なぜお前は3幻神の場所へいきたがる・・・・・・・・・・・・・・?」
ジン「それは・・・3幻神を復活させようとしている奴らを阻止しにきたんじゃ・・・・だが主はその言葉を聞いてはくれなかった・・・・・・・・・・」
ブリザード「そうか・・・・・・・・・だがな、俺様はこの場所に侵入させてはいけないというプライドがあるのだ・・・・・・・・・・・・・・・・だからお前がどんなにその地へいきたくても行かしてはいけないのだ」
ブリザードが立ち上がった。
そして最後の力を振り絞るように右手を左手でつかみ、何かを発動させようとしていた・・。
ブリザード「お前がこの下の地に行きたいならば、俺様の必殺技を受け止めてみよ!!」
ブリザードの右手に氷が集まっていく。右手は青く染まり破烈しそうな感じだ。
ジン「よかろう・・・・・主の決めたことに賛同してやろう!!」
ジンは両手の刀をかまえた。ぐっと体に力をいれる。
ブリザード「いくぞ!!俺様が覚えた極寒の大地破壊!『ノーヴェローグ・タイタニスト』!!」
ブリザードの手から、いっきに氷の波動弾のようなものが地面に叩きつかられた!
波動弾は地面を突き破り、波のようにクネクネと大地を壊しながらジンに向かっていった!!
ジン「(我のカウンター技『摩天楼』もコンボ技『夢物語』も効くのか!?)」
ジンの心の中には不安の糸がはりめぐされている・・・。
続く!!