「6章」 30話 『覚えた後の話』
ヴィラ・プラム・ガイアはジンが滑りおりてくるのを見ていた。
ジンは地面に激突したかのように自分から横曲がりのボーゲンに突っ込んだ!
激突したせいか雪煙が舞った。
ガイア「雪が舞っている・・・・・・・・・・本当に大丈夫なのか?」
ヴィラ「ヒュウガ師匠のことだ!大丈夫に決まってる!」
雪煙がはれる
そこから現れたジンの姿は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!
ジン「むぅぅぅぅぅぅぅぅぅううう!」
ジンは上手く滑っていた(ヴィラやガイアにとっては全てが材料にされた気分だ)
滑るというかものすごい勢いでかけ落ちてるかのようにもみえるw
でもちゃんとしゃがみ、低空になっていた。これが 『超低空絶空走』 なのだろうか?
ジンが地面に降りてくる。
ジン「よし!これで 『超低空絶空走』 は完成だ!」
ヴィラ「ヒュウガ師匠!かっこいいですよ!」
プラム「たしかにあの滑り方はフラッペさんと似ていましたね」
ヴィラの目は輝き、プラムは『やりましたね』のような表情だ(ガイアはにらんでいた)
一応 『超絶空低空走』 は覚えたのでフラッペのいえに戻ることにした。
===============================『フラッペの家』==============================
フラッペ「おお、覚えたか。この短時間で覚えられるとは対したもんじゃ」
フラッペが家に入り、ガイア・ジン・ヴィラ・プラムにお茶をくばっている。
ガイア「フラッペさん聞いてくださいよ!俺・・・・・じっけ・・」
ジン「フラッペさん!私が 『超絶空低空走』 を覚えました。しかし私がやったのは地面へ重力をかけ、抵抗を低くして風をきり、滑るというか前に向かって突っ込んでいくのですが・・・・・」
フラッペ「ああ、それでOKじゃ。あれを覚えるのには100回以上の練習が必要じゃ。よく頑張ったぞ」
ガイアの言葉が無視され、しかもなぜかジンが誉められる。自慢しているようにジンが見えてきた(ぇ
ヴィラ「思ったんだけどフラッペさん・・・どうやってあの山登るんですか? 『超低空絶空走』 覚えても山の上を上っていくのだから使えないのではないですか?」
ヴィラの考えにプラムとガイアも納得する(ジンはうかれてる
フラッペはいきなり顔がにやけだした
フラッペ「まぁまぁ心配するでない。今からちょっと外にでてくれんかの。家の裏に 『すごい物』 を用意していた」
『すごい物』とはなんだろうか?ガイア・プラム・ジン・ヴィラはフラッペの家の外へでて裏に回った。
そこにはとんでもない物があったのだ!!
プラム「まっまさかこれを使ってあの山を登っていくのでは・・・・・・・・・・・・・」
ジン「これを使えば 『超低空絶空走』 で山をのぼれる気がする」
ガイア「でも危なくねぇか・・・・おい」
ヴィラ「俺もそう思うぜ」
果たして目の前にあったものの正体とは一体何なのだろうか!?
次回へ続く!!
『超低空絶空走』のやり方について。
超低空絶空走のやり方はまず自分が斜面に思いっきり体重をかけます(ようは激突すればよい)
そのあとに体を低くして思いっきり地面に体重をかけます。
そして滑るのではなく斜面を走ります(このとき失敗すれば痛いこと間違いなし)
ガイア「みんなもやってみよう!!!」