「6章」 25話 『大結晶の絶壁 2』
※これからは必要なときに【あらすじ】を書きます
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今・目の前におおきな雪の山が広がっている。
そう、まさしくこの場所がチャオの世界最大級の山 『大結晶の絶壁』 だ!
==============================『大結晶の絶壁』==============================
『ただいま大結晶の絶壁 500M/300M』
ヴィラとガイアはヴィラの場所が崩壊し、その場所の岩でガイアが頭を怪我してヴィラが体に怪我をしてしまった。
ジン「ふたりとも大丈夫か?」
ヴィラ「あぁ・・・・・・・・・・俺は大丈夫だが・・・・・・・・・・・・」
ガイア「俺も大丈夫。でもヴィラは本当に大丈夫か?」
ガイアの上を登っているヴィラの背中には大きな一線の傷ができていた。
これからは全員集中して慎重にのぼっていった。
そして、途中に小さな穴がある事に気づいたのでそこでガイア達は休んだ。
『洞穴』
プラム「ガイアとヴィラを回復しておきましょう。 回復魔法 ヒーリング!!」
洞窟でプラムが傷を負ったガイアとヴィラの緑色の魔法を上からかけた。
ガイアとヴィラの傷はみるみる消えていく。
ガイア「よ~~~~~~~~~~し!これで頭は大丈夫だーーーーーーーーーー!」
ガイアは手をグルグルと意味不明にまわした。
ヴィラ「俺もまだ痛みがあるが、全然やっぱり違うな。」
ヴィラも手をぐるぐると回す。
プラム「私の回復魔法は一時的なものでしかないので、後でまた痛くなるかもしれません」
ジン「よし!!これでみんな回復したな!!」
ジンが小さな洞穴からでる。続いて3人も洞穴から出て、また登っていった。
『大結晶の絶壁の頂上まで あと250M』
これから先また斜面が急になる。
ガイア「この山の一番上は絶景なんだろうなぁ・・・・・・・・・・」
勝手に想像していたガイアの顔はウットリしていた。
プラム「ガイア・・・・悪いけどこの山の頂上はウワサによると吹雪が多くて、目の前なんて見られないらしいです」
子供の夢をぶち壊すような感じでいった。(戦いのときのギャップがすさまじいのだ)
また50Mくらい登ると、ジンがある異変に気づいた。
ジン「ん・・・・・何か白い粉がふってこないか?」
他の3人が上を見た。
ガイア「たしかに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これって雪じゃん!!」
ヴィラ「本当だ雪だ!」
上からシャンシャンと雪がガイアたちに降り注いできた。
実はこの雪が『大結晶の絶壁』に大きな損害をするかも知れないと思ったのはジンとプラムだけだった。
どんどんどんどん登って行くガイア一行。
手は冷え込んできて、もう地面など見えるわけがない。しかも雪の振る強さはどんどんましていった。
『大結晶の絶壁の頂上まであと150M』
ガイア「みんがーーーーーーーーーーいぎでるが~~~~~~~?」
寒さで口がガチガチになっていた。
ヴィラ「俺はやばぎぞおおおおおおお!」
ヴィラも口がガチガチだ。
ジン「私は大丈夫だ・・・・・・・・・・しかし先などもう吹雪で見えないな」
プラム「そうですね。・・・・・・・・・・というよりこれはもう大結晶の頂上が近いのでは?」
なぜかジンとプラムの声には寒さがわからない。理由はプラムの魔法で炎をジンと自分自身にかけているのだ。(普通は燃えてしまうがとても寒い場所なのでちょうど暖かくなっている)
ここでジンがある異変に気づいた。
ジン「おい・・・・・・・・・・上から何か音がしないか?かすかだけど吹雪とは違う音がする・・・・・」
ガイア「ぞんなおどしないぞぉ?」
他の3人は全員聞こえなかったらしい。だがジンには聞こえていた。
ジン「(この音は何かが流れてきている音だ・・・・・・・・・・水か?いや、違う!!!)」
ジンの顔が一瞬で青ざめた。
ジン「前にいるガイア!!ヴィラ!!早く体を守れ!!なだれが・・・・・なだれがくるぞ!!」
続く。