「6章」 17話 『大結晶へ続く道のり』
==============================『あらすじ』==============================
ジンとプラム、ガイアとヴィラは今から『大結晶の絶壁』と呼ばれたこの世界最大の山を登る。
この先にはDN帝国がいるらしく、チャオ界 最強のチャオがいるというウワサもある・・・。
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今、ガイア達は『大結晶の絶壁』と呼ばれる場所の入り口にいる。
ガイア「ここが大結晶の絶壁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すげぇ」
ヴィラ「いや、目の前は森しか・・・・・・・」
ヴィラの言うとおり『大結晶の絶壁』の絶壁などはなかった。ただの森が目の前に広がっていた。
どうやらガイアはボケたらしい(ぇ
ジン「プラムよ。奥にある森へ入っていくのか?」
プラム「ええ、たしかにそうですね。でもこの絶壁にはほとんどのチャオが戻って来られない危険な場所です。でも私たちは戻りませんが・・・・・」
ジンはこれを聞いて苦笑いをし、森へ向かってみんな歩いていく。
まず森の中に入ると針葉樹林に雪がかぶったような場所へいった。プラムの話によるとここは何もないので急いで先へ進む事をおすすめした。
次にきた場所はただの氷の道、その次はゴツゴツした岩を登るなどガイア達にとっては苦痛な道のりである。
この上り下りを繰り返し、ついた場所は小さな洞穴だった。
==============================小さなほら穴==============================
ガイア「あぁ・・・・・アシが砕けそうだ」
ガイアのほかにジンもヴィラも足を押さえて、叫んでいる。(よほど痛いんです)
プラム「皆さん大丈夫でしょうか?この先の洞窟の中に入り、湖があります。その先が大結晶・・・・・」
ヴィラ「そうか!その先に大結晶の絶壁があるん・・・」
プラム「いいえ、その先に大結晶の高原があります。全部雪で埋まっているのでここで遭難するチャオが多いのです」
ヴィラの言葉はプラムによって即答の否定をされた。これほど悲しい事はない。
ガイア達は1時間ほど休み、また歩き出した。
ジン「そういえばプラム・・」
歩きながらジンが言う。プラムはジンを見た。
プラム「なんですか?」
ジン「いや・・・プラムは戦いにおいてどんな能力があるのか知りたくてな・・・・・」
プラム「そんな事ですか~・・・私は主に魔法を使えます。といっても回復魔法は援晶しなくてはならないし、普通の魔法は小さな炎と氷と雷くらいしか使えません」
プラムは自分の筆をジンにみせ、「ここから魔法がでるんです」と筆の説明をした。
そして話をしているうちに洞窟をぬけ、湖にきていた。ガイアとヴィラは足の激痛に目がうるんでいる(ぇ
==============================大結晶の湖===============================
大結晶の湖はとてもきれいだった。
プラム「この湖で体を癒してください。湖に入ればすぐに体力を回復しますよ」
ヴィラ&ガイア「ギャァァァァァアアアア!」
絶叫してそういうと、ガイアとヴィラは湖に飛び込もうとしたが、足の痛さでジャンプできない。
ヨチヨチ歩きで飛びこんだ。
ジン「では私も入るかの」
冷静沈着にジンが入る。プラムはやはり性別の問題があるかもしれないので、湖には入らず、外でガイアとジンとヴィラのチャオ観察をしていた。
実はこのとき1匹のチャオがプラムのほかに違う場所からチャオ観察をしていた事は誰も気づかないだろう。
湖の奥底で1匹のチャオがこっちを見ていた。
????「この湖は元々私のもの・・・・・今はくつろいでいるがいい・・・私の氷の息吹は全てを凍らせ、氷を操る・・・」
続く!
一体このチャオは・・・・・・・・・・??