「6章」 16話 『行くぞ!大結晶の絶壁へ!』
====================【あらすじ】====================
手紙の書いたチャオを見つる。そのチャオがプラムだ。
プラムはどうやらDN帝国を敵意しているようだが、実際どうなのだろうか・・・?
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朝の日差しが「フリージング・ボーゲン」の雪の地面を照らしていた。
ジンとヴィラは前の晩 仲間になったプラムの家へ泊まっていた。
ヴィラ「うう・・・・・・・・・・はっ」
ヴィラが起きる。
もうジンとプラムは起きており、前の話で話した『大結晶の絶壁』を登る準備をしていた。
ジン「おお、ヴィラ。おはよう」
ヴィラ「おはようございます。ヒュウガ師匠」
挨拶を交わし、さっそく外へでてみたヴィラ。
外には昨日、ジンにより放り出されたガイアがいると思ったからである。
実際プラムの家の外へでてみると、大きな雪だるまが目の前にあった。しかも横になった雪だるまだ。
ヴィラ「(なぜ雪だるまが横に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?)」
ヴィラのポヨが?マークになるが、理由はすぐわかった。
プラム「あれは多分ガイアさんですね。このフリージング・ボーゲンは夜になるとー30度に達します」
あっさりプラムは言ったがこれは一大事である。
ガイアを助けようとヴィラが雪だるま(ガイア)に向かっていこうとするが、プラムが止める。
ヴィラ「なんですか!?」
プラム「このフリージング・ボーゲンの雪はとてつもなく硬いので武器では破壊できません。私にまかせて・・・」
プラムは自分の持っている筆を雪だるまに向けた。
プラム「フレイム!!」
いきなりプラムは叫ぶ。結構大きな声だったのでヴィラは驚いた。
そして筆から小さな炎が「ぽっ」とでてきて、雪だるまを溶かし始めたのだ。
やはり雪だるまの正体はガイアである。
ガイア「うぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さむさむさむさむ。」
わけのわからない事を言って立ち上がるガイア。
立ち上がれば、それはもう普通のチャオとはかわらない元気だ。(チャオは人間と違い、凍死しないのかもしれない)
ちょうどジンも外へでてきた。
ジン「おお良い天気だ。ではさっそく『大結晶の絶壁』へ向かいますか!」
ジンの言った事にプラムが「では行きましょうか・・・」と答える。
プラムが自分の家のカギを閉めようとしたときガイアが突然扉をあけようとした。
ガイア「ちょっちょっとまって!俺の剣はまだこの家にあるんだ!」
そういうと走って家にある剣をとりに行く。
ジンとヴィラは『お騒がせなヤツだ・・・・・・・・・・・・・』と同じ言葉を同時にいった。
ガイアが剣を取ってきたあとに、ちゃんとプラムは鍵を閉める。
これからまた大きな旅、『大結晶の絶壁』を登る旅が始まるのであった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。