「6章」 12話 『ヒュウガと呼ばれた彼』

あらすじ


クロンは自分の必殺技【ソニックブレッドバルカン(SBB)】でガイアに無数の傷を負わせたが、ガイアは【赤い剣】で新しい技を覚える。
新しい技とは一体?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――¬


================ヒュウガの道場================


ボロボロになった姿で小さな部屋(クロンがいた場所)からでてくるガイア。

小さい部屋にいたのでこの道場は大きく感じ、道場の真ん中にはヒュウガがいた。

ヒュウガ「どうやらクロンに勝ったらしいな。普通のチャオはクロンの必殺技にやられているのだが・・・・・・・・・・・・・・・・・さすがだ。ガイア」

妙になれなれしくガイアに言ってくる。

ガイアはクロンと戦う前のヒュウガの声が気になり、あの時言えなかった質問をする。


ガイア「ヒュウガさん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あなたはジンではないのですか?」


ヒュウガは黙り込んだ。

傷は同じ場所にあり、チャオの形も同じ。剣だけは違うがヒュウガの腰につけている【大きな剣】は凄まじいオーラがでている。

ガイアもヒュウガを見つめた。ヒュウガは言いたくなさそうにガイアに言った。

ヒュウガ「たしかに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・我の名はジン。お前と昔から旅をした仲間じゃ」

ガイアはその場で「ジンだああああああああああ!」と叫んだ。

ジンに向かってはしって行く。顔も喜んだような顔をしている。しかしジンは腰につけた大きな剣を取り出し、走ってくるガイアに突きつけた。

突然のじたいにガイアはストップした。

ガイア「どっどうしたんだジン?」

戸惑ったガイアは剣を突きつけたジンに問いかける。ジンの剣から冷たい冷気のようなものを感じ、ジンの目はガイアをにらんでいる。

ジンの口から思いがけない言葉を聴く。

ジン「我に近寄るな・・・・・・・・・・・・・・我は『ヒュウガ』様の代わりをしているのだ。これがヴィラにばれたら大変だからな。お前は我をヒュウガだと思え」


「自分をヒュウガだと思え」・・・・・・・・・・・・・・・なぜだ!とガイアは心の中で考える。


それはヴィラがまだヒュウガをジンの事だと知らない。ヴィラを修業させた『本物のヒュウガ』は違う場所にいるのだ。

だからここでジンとばれてしまえばヴィラの心は傷つくとジンは思ったのだ。

ジンは大きな剣を構えた。

ジン「ここからが本当の修業じゃ。あの『古代神殿』の爆発から生かされた我の命をこの剣・『フリーズ・ブレイド』で大きくなった!」

ジンの剣から冷たい冷気が一層高まる。


ガイアも剣を構えた。

ガイア「俺も修業したばかりだけどジン!俺はお前を「ヒュウガ」だと思って戦う!この修業を終わらして早くDN帝国・・・・・・・ジェノムを倒すんだ!」


ジンとガイア・・・・・・・・3回目の戦いが始まる!!

続く!!

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

豆知識w
ジンとガイアの戦いの成績

1回目  真実の冒険 前半 ウォール商店街にて。 ジン(初登場)VSガイア 引き分け。

2回目  真実の冒険 前半 ウェーブソウルにて。 ジン(記憶忘れ)VSガイア ジンの勝利

3回目  真実の冒険 後半 フリージング・ボーゲンにて。 ジン(偽ヒュウガ)VSガイア ???

このページについて
掲載号
週刊チャオ第181号
ページ番号
186 / 310
この作品について
タイトル
真実の冒険
作者
土星(サターン)
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
2021年6月29日
連載期間
約17年3ヵ月12日