「6章」 7話 『ヴィラの過去:3』

あらすじ


とうとうDN帝国の総帥・ヴォルストが本章を現した。
フリージング・ボーゲンから正体された1000匹のチャオは全てやられたのか・・?―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


1000匹のチャオはDN帝国兵に銃を撃たれてしまう。

DN帝国兵は全てこの『大フロア』(1000匹のいるチャオがいる場所)から消えて、脱出し、この船の先端と後ろの場所は爆発してしまっている。

このままでは船まで沈没してしまう。

しかし1匹のチャオは生きていた。それこそヴィラなのだ。


================大フロア=======================

ヴィラは1000匹のチャオを見て愕然としていた。まだ子供なので脱出もできるわけがない。

親の近くでヴィラは叫んだ。

ヴィラ「父さん母さん!なんでしゃべらないの?ねぇじゃべってよ!ぼくはこのあとどうなるの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

どんなに叫んでもヴィラの両親からは声がない。悲しみの辺り泣いてしまった。

この船からも酸素はじょじょになくなっていく。そんな時にこの『大フロア』に1匹のチャオが現れた。


『この部屋に忘れ物をしてしまったぜ・・・・・・・・・・・・・あれ?』


1匹のチャオは青紫色のチャオで先端が黄色のチャオだった。

ヴィラを見つけた1匹のチャオは銃を突きつけるが、ひるまずヴィラは1匹のチャオを睨み付けた。

ヴィラ「ぼくのおとうさんとおかあさんをかえせ!!」

ヴィラは泣きながら1匹のチャオを睨みつける。これには1匹のチャオは笑ってしまう。

銃をおろした。

          『お前面白いヤツだな。これをやるから脱出しな』

1匹のチャオはヴィラにチャオの実らしきものを渡した。

ヴィラは、「なんだこれ?」と質問したが、1匹のチャオは「お前を脱出する実だ。かじってみろ」と答えた。

脱出できるなら・・・・・・・・・と噛んでみるヴィラ。

その瞬間にヴィラの体は歪み、この船から消えていた。


『アイツ・・・・・・・・・・・これからも会いそうだな』


忘れ物を取りに来た1匹のチャオはこの部屋を去ってゆく。

ヴィラはこの後、フリージング・ボーゲンの近くの川(今いる川)にワープしたようだ。

そして1000匹のチャオの事はニュースや新聞で『突然の死!?DN帝国兵がいないときに起こったできごと』と掲載されている。


この事からフリージング・ボーゲンのチャオはDN帝国を睨むようになった。(理由はヴィラが残っているボーゲンの人たちに報告したから)


こうしてヴィラの過去は終わる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

続く。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第178号
ページ番号
181 / 310
この作品について
タイトル
真実の冒険
作者
土星(サターン)
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
2021年6月29日
連載期間
約17年3ヵ月12日