「5章」 ジェノムVSガイア軍 最終回  【世界が滅びていく最初の日】

【あらすじ】
ジェノムに虹色の剣を突き刺した伝説のチャオ・チャイン。
この世にチャインが二人存在することになるが、ジェノムを操っているほうは闇らしい。
最後の戦い・果たしてどうなるのか・・・・・?




チャインはジェノムに剣を突き刺し、ジェノムにしがみついている状態だ。

チャイン「ガイア!コイツにお前の持っている虹色の剣を私と一緒に突き刺せ!」

ガイアは自分のもっている虹色の剣を見た。

剣は見たこともない美しい光を帯びている・・・・・・・・・。

ジェノム「はなせ偽者!私はチャイン様と世界征服をし、この世界の王となるのだ!」

必死にチャインを振り落とそうとするジェノム。

チャイン「早くしろ!」

ガイア「もし一緒にこの剣で攻撃すれば仲間は復活するのか・・・・・・・・・・?」

チャイン「当たり前だ。俺が今作り出した2本の虹色の剣をコイツに突き刺せば仲間は復活する!」

もう1本はチャインがジェノムに刺している。あとはガイアの1本だけ・・・。

だがチャインと一緒にささなければならない今の状況にガイアは許せなかった。

助けてくれていた命の恩人も殺さなければならないのだから・・・

しかしガイアの決心はもう決まっていた。


ガイア「行くぞ!仲間のためなら俺は何でもやれる!」

ガイアは虹色の剣を持ち、走り出す。前にはジェノムとチャインが。

「チャンスは一度!」ジャンプして剣を大きく振りかぶる。


チャイン「さあそのまま倒すんだ!」


チャインにも迷いはなかった。なぜ剣にチャインがいたというのはわからない。

はっきり言って普通に倒して仲間を助ける事ができる!

この時に決心が変わってしまうとは思わないだろう。


これがチャオの世界を破滅させてしまう最大の後悔だったかもしれない・・・・・・・。


ガイア「俺はお前を殺すことなどできない!」

ガイアは剣を振るのをやめる。やめたので、そのままジャンプしたからバランスを崩しジェノムに激突した。

ジェノムとチャインは振りほどかれてしまった・・・・・・・・・・・。

ジェノム「ありがとう・・・・・・これでもう私の勝ちだ!」

ジェノムは空中へと上へ上へとどかないくらい飛んでいく。

ジェノム「全てを終わりにするのだ。―――――――――エンドレス・エイジ ―――」

ジェノムの体がパっと消える。

その瞬間・周りのものは破壊され、今いる忘却の森も全て破壊されていく。

チャインの姿も消えようとしていた。どんどん透明化していっているのだ。

チャイン「エンドレス・エイジは何も解決しない永遠の終わりのない世界へとなる技。もうこの世界はジェノムや闇のチャインにやられてしまうだろう・・・・・」

ガイア「俺は何てことを・・・・・・・・・・・・・・・」

今いる場所はもう崩壊が進んでいる。

渡ってきた階段も全て破壊されていく。これで戻れなくなってしまった。

その場で足を下ろし、ただ愕然と全てが終わるのをみているガイア。

チャイン「私はそろそろまた冥界へと戻る・・・・・・・。ガイア・お前にまだ生きる希望があればこの世界に最後の光を残してやろう」

チャインは呪文を唱えた

――― 光よ パンドラの世界を開けてしまいました ここにひとつの光を ――

呪文を唱えた瞬間・2本の剣が現れた。

ガイアもその場をワープして、忘却の森の外へとだされる。

まだ外は崩壊していなかった。 忘却の森はもう全てかれはて消えてしまっている。

チャインは最後にこう言葉をのこす。

―――――――― その2本の剣は虹色の剣だったものだ。――――――

―――― その剣をジェノムに突き刺せばまた仲間を助けることはできる ―――――

―― この世界が終わらない世界へとなる時間はしだいに増えていく ――――

――――― もう崩壊するまで時間は少ない ―――――

―――― 世界を戻したければ―――――――――――倒せ ―――――――

―― 倒すこと―――――――ればお―――――――の ――

――――――――――― の扉 トゥ――――――イト ――――――――

――――開か――――――――

―――――――ここ ――――――す ―――――――

―――――――― の希望 ―――――――――――――――――

―――――――――――――――――――を ―――――――――――――――――



真実の冒険  前半 フェイク トゥルー     END

このページについて
掲載号
週刊チャオ第175号
ページ番号
174 / 310
この作品について
タイトル
真実の冒険
作者
土星(サターン)
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
2021年6月29日
連載期間
約17年3ヵ月12日