「5章」 104話 【手に入れた黒】
【あらすじ】
リアルとレイズVSゲイトの戦いが終わり、ガレキの下にある扉が姿を見せた。
これにより、扉も開くようになってオキスとガイアはレイズとリアルの場所へ到着する。
============古代神殿・黒の魔石付近==========
ガイアとオキスは走って扉の前まで来ていた。
すぐに扉を二人は破壊すると、レイズとリアルの戦い終わった姿が目に映る。
ガイア「レイズ!リアル!」
リアル「ガイア・・・・・・・・・・それにオキス、どうやら勝ったようね」
リアルの体は覚醒していて白い。そのためガイアとオキスも驚いていたが、すぐに理由がわかった。
オキス「何かかなりすごい事になってやがるな・・・それにセヴンの姿が見えないし・・」
セヴンは大きな穴・(ビッグホール)に落ちてしまい行方がわからなくなっている。
ガイア「セヴンはきっと大丈夫だよ!戦いはどうなっているのかわからないけど・・・」
リアル「そうね。では早速黒の魔石の場所へ行きましょうか・・・・・」
簡単にセヴンのことは流されるが、4人は地下へつながっている階段を下りていく。
前にはいろいろな鎖で結ばれた扉があった。
====古代神殿・最深部====
レイズ「この先に黒の魔石があるのね・・・・・でもチャインは先に行ったのになぜ?」
たしかにレイズとリアルはチャインを追いここまで来た。だけどチャインの姿は見えない。
来た道にはチャオの気配すらなかったので、やはり来ていないとレイズやリアルが思う。
ガイア「では早速入ろうか・・・・・多分押せば入れるハズだ」
ガイアは鎖でふさがれた扉を押した。
扉の鎖は錆びていたのか、ボロボロと崩れ落ち簡単に扉を開ける。奥には光に照らされた黒い物体が置いてあるのがわかった。
いきなりのすごい輝きに一瞬目をつぶったが、4人は黒の魔石へ近づいた。
オキス「これが黒の魔石か・・・・・・すげぇ」
リアル「私も見た事ないからわからかったけど輝きがすごいし・・・まさに黒のダイヤモンド」
黒の魔石はカオスエメラルドのような形をしていて、とても神秘的だった。
これにガイアが手を伸ばす
ガイア「これで俺は願いをかなえ自分の世界へ戻れる・・・・・・!!!」
目には感動の涙というものがこぼれそうになっていたが、そんなのはどうでもいいと黒の魔石をさわる瞬間!!
あのチャオが姿を現した
チャイン「私が先に黒の魔石を見つけたのだ・・・」
天上を大きく突き破り、上から急落下でガイアの頭に直撃した。
天上からはゲイトと戦ったように青い空が見えている。
この振動で黒の魔石は大きく吹っ飛び、コロコロッと前のほうへ飛んでいってしまう。
ガイア「チャイン・・・・・お前がこの場所へ簡単に来てしまうとは・・」
必死に黒の魔石へ近づいていくガイア。
チャイン「地図に載っていた事によると、古代神殿のガーディアンを全て倒さなければ黒の魔石の場所へはたどりつけないと言う話だったからな~・・お前達を使えってここへ来たわけだ」
オキス「俺たちを利用したのか!?ふざけるな・・・・これでジンは犠牲になったんだぞ!」
オキスはチャインに向かって攻撃しにいく。
リアル「許せないわ!」
レイズ「私も!」
3人はチャインに突撃しにいく。チャインは剣・ライトブリンカーを取り出し剣に光を集めた。
チャイン「お前らは倒れていろ!ファイナルゴスペル!」
剣からものすごい光がレイズ・リアル・オキスに向かって発射される。
光の威力は半端じゃなく、3人とても吹っ飛ばされ気絶してしまった
ガイア「オキス・・・レイズ・・・リアル・・・・・」
ガイアもこの光を少し受けてしまい意識が飛びそうだったが、黒の魔石までは手を伸ばせばとどく距離にある。
チャイン「私が黒の魔石をつかいこの世界を支配するのだ・・・」
チャインはガイアの手を踏みつける。そして黒の魔石をとってしまった。手に黒の魔石が触れた瞬間・黒の魔石から黒いオーラが滲み出す
ガイア「くっくそぉ・・・・・・・・・・・最後の最後で・・・・」
ガイアは頭をガクンっと下に動いた。体が思うように動かない
黒の魔石を手に入れたチャインは喜びのあまり笑いだす
チャイン「これで私はこの世界を支配することができる・・・・後はジェノムのいる場所へ行くだけだ・・・」
青い空が見える天上向かってジャンプしてしまうチャイン。
黒の魔石をチャインに取られてしまい大ピンチだ。古代神殿からもゴゴゴゴゴと嫌な音が響いている・・・・・・・。
続く。