「5章」 96話 【残酷な帝国攻撃】

【あらすじ】
いきなりヴォルストの周りが光る。
この時まだガイアたちにはカタストロフの違うばしょで戦闘がおこなわれてることは誰も知らない・・・



ヴォルストの体が黒く光っている・・。

ガイア「なっなんなんだ!?」

オキス「もしかしてヴォルストも第二形態か?」

セヴン「いや僕は・・・・・・・・」

3人はヴォルストからすこしずつはなれた。

ヴォルストの体がマユにつつまれた。マユの色はピンク色ではなく、灰色だ。

ガイア「これは・・?」

オキス「もしかして寿命で死んでしまったのか?(いや、自分で死ねないよな)」

ヴォルストのマユは次第に消えていく。マユの後はヴォルストの姿はなかった。

ガイア達は周りをさがすが、部屋にはいる気配はない・・・・。

セヴン「どうやらこの部屋からにげてしまったようだね。臆病者め!」

セヴンは自分の武器をしまう。

ガイア「セヴンさん。なぜヴォルストはここに?」

セヴン「ああ、どうやらカタストロフにある古代の飛行船がほしいらしい・・。」

セヴンは部屋の壁についているボタンを押した。
ボタンを押すと大きな飛行船のもけいがガイアとオキスの前にあらわれる。


オキス「古代の飛行船・・・・・これが?」

飛行船はほとんどが鉄でできており、要塞ともいえるような形だった。

セヴン「多分この船で古代への神殿へ行く予定だと思うのだが・・・・・・・」

ガイア「セヴンさん。この船は今から動かせますか?」

セヴン「ああ、うごかせるよ。」

ガイア「なら!」

ガイアは立ち上がり、セヴンの前ですわりこむ。そしてお願いをもうしでる。

ガイア「お願いです!この古代の船かしてくれませんか?自分は黒の魔石で自分の世界へ戻りたいんです!」

セヴン「自分の世界?・・・・・・・・・・詳しく事情をはなしてくれ。」

セヴンにガイアは自分がヘル・ホールによってこの世界に来たことや、今までの冒険の物語の内容・DN帝国の話しをした。

DN帝国の話にセヴンはすこし驚いているようだ。



ガイア「どうですか?これで僕の話は終わりです」

10分くらいの話がおわり、セヴンの顔をみる。

セヴン「んむ~・・・・・DN帝国は表ではいい顔をしているが世界を支配しようとしているとは・・・・・・・・・・」

オキス「俺たちは今からDN帝国の阻止とともに目的の黒の魔石を手に入れる。そのためにセヴンさんの力が必要なんだ」

セヴン「・・・・・・・・・・・・・・・・しかたない。貸してあげよう。その変わり私もついて行くがいいかね?」

ガイア「はい!ありがとうございます。」

こうしてガイアの交渉は成功した。後は古代の飛行船を使い、黒の魔石がある古代神殿へ行くのみだ。

3人は部屋からでる。部屋の外には倒れているリアル・ジン・レイズがいた。


ガイア「リアル・ジン・レイズ!」

ガイアは3人の近くまでよった。傷はあまり多くなく、意識もある。

リアル「ガイア・・・・・ヴォルストはどうしたの?」

ガイア「ヴォルストには逃げられてしまった・・・・・・・すまない」

レイズ「なら早くこの場所から外にでたほうがいいわよ。ほとんどのチャオがあわてて外にでてったわ。」

レイズは自分のカマを使い、立ち上がる。この後にリアル・ジンも起き上がる。

この場所からはDN帝国の兵士の笑い声が聞こえた。

セヴン「まさか・・・・・・・!」

セヴンはすぐに外でる。外の後景は残酷だ。ほとんどの物があらされ、家などは全部燃やされていた。

オキス「どっどうした・・・・・・・・・うわ・・」

後から来たオキスにも嫌な後景が広がる。

セヴン「もうこの古き町・カタスロフは終わった・・・・・DN帝国め!ゆるさないぞ!!」

セヴンの目には涙が。もうこの町にいい後景はない・・・・・。

続く!

このページについて
掲載号
週刊チャオ第161号
ページ番号
137 / 310
この作品について
タイトル
真実の冒険
作者
土星(サターン)
初回掲載
週刊チャオ第107号
最終掲載
2021年6月29日
連載期間
約17年3ヵ月12日