6話 洞窟の秘宝(前)

ところでナコタマはどこへ行ったのか?そう思いながら最下層にいった。

~最下層~ 

初めての洞窟巡り。いや、初めての冒険か。最初は僕はこの冒険に対して、とても恐怖を感じていたに違いない。だが、もうここまで来ると、それは「挑戦」の二文字に移り変わることをはっきりと、自分でも感じている。

最下層・・・B4も深かったが、それとは何かすごい差がある重圧に思える。それは、さながら金メダルと銀メダルの違いか。

ここは・・・つっこむぞ!

6話「洞窟の秘宝」 ~第一の地球の運命と炎の戦い~

「・・・マグマがあつい」
「ああ、そうやな」
「だけど、探す手間は省けたようで」

なぜなら、すぐそばに炎の形をした水晶があるからだ。

「よし、取りに行くぞ!」
・・・おまえら・・・盗むつもりか・・・
「誰だ!」
・・・今、おまえらの前にいるチャオだ。・・・

そういうと、彼は左手から変形した火炎放射器を使った。チョリマーとアフガンは間一髪でかわした。

「んな!あいつピクチャオなのか?何か形が似ている・・・」
・・・そうだ。俺はピクチャオの創造主の一人だ。・・・
「名前は?」
・・・俺はデスポウ。本当の姿はフェニックスだがな。・・・

あいつは・・・俺と同じぐらいの大きさだ。大体大きさは・・・40センチ程度か。そんな巨大なやつがいる。でもあいつは、姿形は正真正銘のピクチャオだし、フェニックスもあんな小さい、小動物だ!何かがあるに違いない。

「なあ、おまえはなぜ、そのように大きい?」
・・・それはな・・・

その時、ごごごごごごという音とともに、かべに二つの大きな穴があいた。そしてそこから、マグマが吹き出てきたのである

そして、なにやら小さい物体が出てきた。自分の視力では、まちがいなく、ピクチャオである。それも、あのいなくなっていたピクチャオではないか!

・・・ふ、あいつら・・・生きてくれたのか・・・
デスポウはか細い声でそういった。そして続けて、こういった。
・・・マグマがたまっていく。もう、洞窟はなくなる・・・

そう悟った、デスポウは
「ファイアサイコキネシス!」
とさけんだ。すると、全員が地上に出た。しかし、そこには、もう火砕流が来ている。せいぜい、残り3分だ。

・・・さて、勝負だ・・・
そういうと、デスポウは、大きな火の不死鳥に変わった。
そして、全員のピクチャオ、チョリマーが向かってきたところで、
・・・戦闘開始・・・
といって、炎をはいた。

かれの胸には大きな炎のクリスタルのペンダントが掛けてある。多分、これをデスポウはずっと守っている。だが、悲しいかな、そこまで守ってきた物は、いとも簡単にとられるのだ。

しかし、こいつは本当に宝石を守っているのか?なにか、自分たちに何かを期待している・・・とも、チョリマーは思った。

続く

「探索メモ」
ついに、出た大型原生生物。力は果てしなく、ピクチャオの力をフルに活用することが大切のようだ。

相手の弱点は、火炎放射をしている、火炎放射器の内部にある、傷が弱点のようだ。彼は、常に遠距離の間をとっている。何か、届く方法はないか・・・

「デスポウ」というその生物・・・彼はこのようなことも言う。

・・・俺は・・・失敗作さ・・・

いったい、どういう意味だろうか?その、大きい体に答えはあるのか?

このページについて
掲載号
週刊チャオ第129号
ページ番号
7 / 9
この作品について
タイトル
ピクチャオ
作者
それがし(某,緑茶オ,りょーちゃ)
初回掲載
週刊チャオ第119号
最終掲載
週刊チャオ第136号
連載期間
約4ヵ月14日