三里の長城編 2話

「お、お父さん!」
「はいぃ~?」
(1話と対応する声が違うのは気のせいです)

すると、その「お父さん」が、
「お、オルク・・・」
といった。そして、
「あなたも中に入ってください」
といって、入らしてもらった。

どうやらこの名前は「オルク」というらしい。
ここの町の頭らしい。
「本当にあなたには感謝しています」
何度もそういっている「お父さん」を見ていると、
そうとも思えないが。

「私はルロ。正真正銘のここの頭領です」
「僕がオルクだよ。この塔を見て分かったんだ!」
家族がそろったようだ。
母親は子どもを誘拐から守るために自ら戦ったが、
あのボスに殺された。
ルロがそういう。

「でも兄ちゃんが助けてくれたんだよ」
オルクがそうつぶやく。

その時、誰かの声がした。
「離してよ!誰か助けて!」
テイルスは
「助けに行かないと!」
しかし、ルロがそれを止める。
「やめておきなさい。危険です!」

「何でだよ!」
「彼奴らはここの誘拐団「オイスタイ」だ」
「父さん、これにいつも悩んでいるんだよ。」
テイルスは半分納得したが、
もう半分には首を振った。

「僕たちと同じ、チャオが助けを求めている!」
テイルスはドアを思い切り開け、追いかけた。
ルロはそれを止めはしなかった。

彼らはアジトがあった。
そこにテイルスは進入した。
あの「初めての冒険」から1か月。
彼は、また人を助けるために勢いよくドアを開けた。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第141号
ページ番号
11 / 17
この作品について
タイトル
2本のしっぽ
作者
それがし(某,緑茶オ,りょーちゃ)
初回掲載
週刊チャオ第140号
最終掲載
週刊チャオ第141号
連載期間
約8日