15 ~代償120億バイクチェイス~ 続き
そして、その爆風もバイクに届き、
バイクは100m先にあったビルの屋上へ、
さらにそこから飛んで、他のビルの屋上、
最後にビルの電線を伝って地上近くまで降りてきます。
6匹はそのままバイクに乗り、走り去っていきます。
ところで、その6匹の様子ですが、
爽快そうな顔をしている黒い奴が一匹。
まぁまぁと思ってそうなオニチャオ角折れたverと
強盗姿でリーダー格の奴がそれぞれ一匹。
・・・後は全員顔が死んでいたとか。
そして、その後のニュースでこう伝えられました。
「指名手配中のチャオ6匹がホテル一つを全壊させました。
被害にして約120億円・・・。
尚死者は警察の誘導でホテルが抜け殻だったため0人・・・。
しかし、けが人は約200人に及び・・・。」
・・・・・・。
>G―CROSS本部
「ちっ、やっぱり結託を結んだか・・・。」
「脱走した3匹はやはりあの3匹と・・・。」
「まずいな。あの6匹が束だと俺もかかなわねぇ・・・。
特にあの黒角野郎だ・・・。ダーカというのか・・・。
・・・洗脳拒否反応が出る・・・プロトタイプか。」
「ジ・クロスさん。あいつは十字玄武も持っているそうで。」
「何だとっ・・・。ちっ、しょうがない、彼奴を出せ。
ナックルズチャオも呼び出せ・・・。」
「はっ。」
「ふぅ。で、又動向を探るの?」
「見つかるなよ。見つかったら即、殺られるぞ。」
「何か危険な仕事だなぁ・・。」
「安心しろ。彼奴もきちんといる。」
「彼奴・・・って、こいつは・・・!」
「そうだ。ふっ、のんきに昼寝して捕まるとは。」
ジ・クロスはいつもの薄笑いを浮かべました。
そして、「彼奴」にこういいました。
「殺ってこい。」