第三回 『冒険モノ』の罠(3)

(1)(2)では批判的なことばかりでしたが、
(3)ではその解消法を書いていこうと思います。
それ書かないと、講座じゃないよねw



~解消法1 キャラをきちんとする~



みなさんは連載モノにおいて、大切なことを忘れています。

『キャラ立ち』です。
みなさんはキャラがなんか、平坦ではありませんか?

キャラ立ちするためにそのキャラに必要な要素。
それを主に紹介しましょう。

(当然)

・口癖 「~なのだ」「~やねん」など。
・見た目
・性格 「怒りっぽい」「弱気」少なくとも3つは考える。

(ちょっと応用)

・戦闘時にどのような性格になるか。「いつものまま」「冷静」
・ウィークポイント(弱点)は何か。
・長所は何か。
・どんな武器、技を使うか(ただし技名は考えない事。)

(応用)

・キャラ同士の仲はどうか?
・過去の経歴はどうか?

まぁ、これくらい考えればOKでしょう。
このようなキャラが居ると、
ストーリーをたてやすくなんです。
最初は実感無いけど、ネタが切れてきた頃に、
大いに力を発揮するので、忘れないでくださいね。

あと、これを考えておくと、
戦闘シーンも少しは書けるようになると思います。

例えば「弱気」で強いキャラと「強気」で弱い敵だと、
何か面白そうな展開、作れそうですよね?
ただのチャンバラごっことはまた違ってくると思います。



~解消法2 ストーリーは最初と最後をきちんとする~



みなさんはストーリーでねじれが出てきていること、
それを心配して小説を書いていますか?

ストーリーがねじれると、
あとから一気に読む人が、困惑することが多いんです。

ストーリーを全部考えられないなら、
ストーリーの最初と最後だけ決めましょう。

これを後先(結末を一番最初に決めておく)と言います。

こうすると、ストーリーにねじれが少なくなり、
すっきりとした結末を書けるのです。
ちょっと上手い人になると、
伏線を付けたりもしますが、それの回収にも便利な方法です。

簡単なので是非是非試してみましょう。



~解消法3 タイミングが良ければさっさと終わらせる~



どうしてもネタが切れてトーナメントの話になりそう…!
と言う方に、とっておきの手段を教えます。



さっさと終わらせましょう☆



え?冗談じゃないですよ。本気です。
だって、ネタ切れする小説は終わらせる方がb

終わりよければ、全て良しです。

終わらせないでズット書くと、
それだけマンネリやネタ切れの可能性は大いに上がるのです。

だから、終わらせるときは終わらせましょう。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第281号
ページ番号
3 / 6
この作品について
タイトル
某の書き逃げ小説講座
作者
それがし(某,緑茶オ,りょーちゃ)
初回掲載
週刊チャオ第281号