第五話 巨塔のデスマッチ2
ダーカ「まて!!!」
地が裂けるような大声を出した。
そこにいた七人は一瞬立ち止まった。
その状況を見たダーカはゆっくりと話した。
ダーカ「父親がまだ生きていた頃・・・母さんもいたっけ・・・
あのとき、俺たちの村にヒーローが襲撃してきた。
俺たち以外全員即死状態だったな。」
一同「・・・・・」
ダーカ「・・・のはずだった。しかし、僕らの親も生き残っていた
だが、親はその後処刑だった。その時・・・」
一同「・・・ディメショ兄ちゃんが」
ダーカ「みてしまったんだ。処刑をしていた赤ちゃんチャオを。
笑いながら処刑していたチャオの姿を鮮明に・・・」
一同「・・・まさか。」
ダーカ「そのまさかだ。そいつこそ・・・」
一同「ジービィスだ!」
ダーカ「そうだ。あいつは俺たち以上に訓練をした。たとえおまえらが行ったとしても負けるだろう。だから俺はあいつに託したい。
俺たちの思いを一つになり・・・」
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ディメショ「と、父さん・・・いつかあいつを・・・」
その時、ディメショが黒い膜に包まれた。しかし、ただの黒ではない。
だんだん、幕がとれていく。すると・・・
ジー「くくく。ははははは~」
そこには誰もいなかった。しかし、そこにはいなくても・・・
ディメショ「俺が死んだとでも?」
ジー「どこだ。?・・・」
『ここだよ』
ガシュッ
ジー「がぁ!」
一瞬ジービィスがくらむ。
ジー「くそっ。瞬間移動」
シュン。素早く動く。しかし後ろから気配が・・・
ディメショ「遅いよ。それで勝てるとでもいうのか?」
ディメショ「食らえ。空間黒煙封鎖!」
ドシュッ
その時周りが炎上に囲まれ、黒煙が地上から吹き出た。