~斬首~ サード
「いい夜空じゃな!」
仕事が終わって、夜になっていました。
私達は、アパートの屋上で一息ついていました。
「ほれ、丸い実じゃ」
そういって、私達に丸い実をくれた。私もライドも丸い実は大好きです。
そして、後ろの屋上の扉がイキオイよく開かれました。
そこには、何十人かの黒い服を着た人達がいました。
「なんじゃワレら?」
「あなたに少し用がありましてね。・・・あなたの名は知りませんが、しばらく眠ってもらいます」
「あ?なにをゆうとるんや?」
その時、ご主人様の体が揺れて倒れて、私の目の前の景色が揺らめいて消えた。
「仕事まだかしら・・・・・」
蓮は自分の部屋で仕事を来るのを待っていた。
その時、蓮の携帯電話が鳴った。たこ焼き屋の人からだ。
「あーんん。」
声を調節して、携帯に出た。
「もしもし。なんのようだ?」
「おう!ワイや!」
「そんな事は分かってる何のようだ?」
「あぁ、ワイのチャオがさらわれたんや」
その言葉を聞くと、蓮は携帯を落としてしまった。
チャオがさらわれた?
仕事はないはずなのに・・・・・。
そして、急いで携帯を拾った。
「そ、それで、俺になんかようか?」
「あぁ、警察に連絡してくれ。場所は???????だ。」
蓮は少し間を空けた後、一つの疑問が浮かんだ。
「なぁ、なんでその場所を知っている?」
「あ?車追いかけたにきまってんじゃろ」
そんな無理な・・・と言おうしたがやめた。
コイツがチャオの森に住んでたなら、野生化されていてもおかしくないとおもったからだ。
「で、今その場所にいるんや。これからチャオ助けるために突入するんじゃが一応警察を呼んでくれんか?」
「お前・・・・・てか、自分で警察呼べばいいんじゃないのか?」
「警察って何番やったかの?」
「アホか!というか、お前死ぬ気か?」
「あいつらには世話になったからのう。助けんといかんのじゃ」
「・・・・・」
「いままでたこ焼き買ってくれてありがとうな。・・・さいならじゃ」
「お前ッ・・・・」
そう言うと電話は切れてしまった。
「・・・・・私とは、反対の人生だな」
そして蓮は迷わずに
影になった