2話(前半) 最初の町

勇者のジュエチャ   2話(前半) 最初の町

  ジュエチャは旅にでた  最初の目的地は、フレッシュタウン。
ジュエチャの家から12分北西に歩いたところがそこだ。
しばらく歩いていると、町が見えてきた。

  かんばんが五つならんでいる。ジュエチャはそれを見た。
ジュエチャ「なになに・・・ここはフレッシュタウン、モンスターおことわり・・?」
左端のかんばんにそうかいてあった。今度は左から二番目のかんばんを見てみよう。
ジュエチャ「ある勇者がこの町で『フレッシュ、フレッシュ!』と言ったらそれが町の流行語となったことからフレッシュタウンになった・・・?」
次は真ん中のかんばんだ。
ジュエチャ「勇者の日誌・・・今日、この町で『フレッシュ、フレッシュ!』と言った。そしたら、笑われてしまった。一人だったろうか、三十人だったろうか・・・そのとき、お笑い芸人になった気分だった。・・・・・右のかんばんに続く」
あとの二つもくだらなそうだったので町に入った。

  町には、旅人がたくさんいた。セールスマンもいた。どろぼうもいた。
よく見ていると、自分と同じくらいのチャオがどろぼうを追いかけている。
ジュエチャはどろぼうの目の前に行った。
ジュエチャ「そこまでだ」
どろぼう「ハン、おれはその手にはなれているんだよーん」
そう言って、右に100°曲がったとき、長剣を落とした。
ジュエチャは、それを拾った。
ジュエチャ「くらえ」
ジュエチャが振った長剣は、どろぼうに当たらなかったが、ふろしきが切れた。
ドサドサドサ
チャオ「えーと、盗まれた物は・・・・あった!おこずかいできたえてもらった長剣!」
ジュエチャ「・・・・・・・・」

チャオ「えーと、ありがとうございまーーーす!!ぼくはチャコでーーす!!あなたは?」
ジュエチャ「・・・・ジュエチャ・・・・」
チャコ「そーですかー、どうやら旅をし始めたようですねーー」
ジュエチャ「・・・・なぜ分かる・・・・」
チャコ「今日の新聞に書いてあったんです!!親父さん生きてたらしいですねー」
ジュエチャ「普通書いてないぞ・・・・」
チャコ「おやおや?新聞の言うとうりですか~」
ジュエチャ「切るぞ」
チャコ「まあまあ落ち着いて、仲間にしてくださいよ」
ジュエチャ「・・・・分かった・・・・」
チャコ「あっ!新聞記者がきたー!!」
ジュエチャ「きたらぶった切る」
チャコ「だめだよ!!この魔法で気絶させよう!『サンダー』!!」
かみなりが新聞記者に直撃した!!
新聞記者「だ・・・大ニュースなのに・・・・」(ガクッ)
チャコ「今日は、ぼくの家で休みましょう」
ジュエチャ「ああ」
その日、フレッシュタウンのはじっこにある家でねた。


2話(前半)終了

このページについて
掲載号
週刊チャオ第40号
ページ番号
2 / 98
この作品について
タイトル
勇者のジュエチャ
作者
スマッシュ
初回掲載
週刊チャオ第39号
最終掲載
週刊チャオ第95号
連載期間
約1年28日