~第七十一話~

そして、ソニーは走り出した。
一人のアクデゼに向かって、刀を縦に振る。アクデゼが剣でガードするが・・・・・。


アクデゼ「なんだと!?」


剣は弾かれた。
ソニーの連続斬りが、アクデゼを襲う。

アクデゼ「・・・・・まだまだだ・・・。」

アクデゼはそれでもあまりダメージを食らっていなかった。
アクデゼは4人に増え、ソニーを襲う。

だが、ソニーはその場で一回転横に回転して周りの攻撃を弾き飛ばした。


アクデゼ「・・・どういうことだ?・・・・・何故10倍位に膨れ上がった、攻撃を弾くことなどできる!?」


ソニー「俺は一人で戦っていない!光・幻闘術は、みんなの希望の思いの塊だ!!」


ソニーは空高く飛んだ。


ソニー「『炎、氷、雷、風、光、闇』!!」


そういうと、幻闘術の威力10の技がアクデゼ4人を襲った。

炎はアクデゼの上空から一気にアクデゼに振り落ちる。

氷はアクデゼの周りを瞬間で巨大な氷となって凍らせ、そして砕け散った。

雷はアクデゼの周りに無数の雷を創り出し、そして法則性もなく襲い掛かった。

風はアクデゼの周りに風を起こさせ、そこからさまざまな種類の風が襲い掛かる。

光はアクデゼに向かって巨大な光の矢が放たれた。

闇はアクデゼの周りに霧状の闇が囲み、五感を一時的に奪い、複数の攻撃が襲い掛かった。




全てを詠唱無しで、一気に成し遂げた技であった。


アクデゼは既に1人に戻っていたが、まだ立っていた。



アクデゼ「俺はチャオの世界のためにも!!負けられないんだ!!」


もはや冷静さを失い、ソニーに複数のダークバーストが襲い掛かる。
それを全て斬って自分を守り、更に攻撃を開始する。


ソニー「レインボーウインド!!」


七色に輝く風がアクデゼを上空に吹き飛ばした。
どの風よりも美しい風・・・・・威力10の技である。


アクデゼは上空から、剣を振り下ろしソニーの頭上に落ちてきた。


アクデゼ「これで終わりだ!!暗黒獄殺斬!!」


剣からデカイ黒いビームソードが出て、ソニーに連続攻撃を仕掛ける・・・・・だが。


ソニー「ムーンフラッシュ!!」



月が辺り一面を照らし、アクデゼの攻撃を全て無効化した。
アクデゼのビームソードは消え、剣も攻撃する時だけに消えていた。



アクデゼ「・・・嘘だ・・・・・俺はこんなの認めないぞ!!俺が、この世界の人間を殺し、チャオの世界を支配するはずだった!!それなのに何故だ!!」



ついに本音が出てしまっていたようだ、アクデゼはチャオの世界を支配したかっただけなんである。




ソニーは、アクデゼを上空に蹴り上げた。




ソニー「アディオス・・・・・。」






そして、光・幻闘術の技を唱えた。






ソニー「夜空(Night sky)」




夜空の星が流星群となって、アクデゼを襲った・・・・・綺麗な流れ星だった。



アクデゼは倒れそして消えた・・・・・魔剣だけがそこに残った。



夜空の中、ソニーの勝利の瞬間だった。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第330号
ページ番号
81 / 87
この作品について
タイトル
夜空のエメラルド
作者
斬守(スーさん,斬首,キョーバ)
初回掲載
週刊チャオ第268号兼GW&ライカ記念特別号
最終掲載
週刊チャオ第330号
連載期間
約1年2ヵ月13日