~第六十四話~
・・・・・・ソニーとシャーとエリは、夜空の祭壇へと向かった。
いよいよ、アクデゼとの最終決戦である・・・。
ナックー達は、暴れまくっていた。
その戦闘の様子は、圧倒的だった。
ナックー「龍炎獄殺皆殺し!!こいつは俺のオリジナルだぜ!!」
そういうと、ナックーの両手に炎が宿った。
過去に使った龍炎獄殺拳のオリジナルのようだった。
ナックー「壱の拳!!弐の拳!!参の拳!!4,5,6,7,8,9,10の拳皆殺し!!」
一つ一つに力が入っていて、威力が上がっているようだった。
グワンツ「炎回拳!!ワーハハハハハ!!私の華麗なる動きを見たまえ!!」
その技は、グワンツ自身が回り、その中心から炎がでているようだ。
ユリカとテルは、後ろの方で援護しているようだ。
ユリカ「テルさん!あそこのチャオが危ないです!」
テル「うん分かった!サンダーシールド!!」
そうやって、危ないチャオを助けているらしい。
味方のチャオか、敵のチャオの区別はすぐにできた。
敵の目は、赤く光っていたからである。原因は幻闘薬の副作用なのかもしれない。
カレン「銃をおろしなさい。今ならまだ助けますよ?」
敵にマシンガンを突きつけ、そういった。
4人ダークチャオは命が惜しいせいか、持っていた銃を捨てた。
カレン「死になさい。」
そう言って、マシンガンを撃ちまくるカレン。
なんという鬼畜っぷりであろうか。
ロミー「ほら!あんたら!!さぼってないで、あそこのチャオを助けに行きなさい!!」
味方チャオ一同「へい!分かりやした姉貴!!」
ロミー「そこのあんたらは、怪我したチャオを回復しなさい!回復を使えない子は、補助に回りなさい!!」
味方チャオ一同「へい!分かりやした!!」
とロミーは兵を動かしていた。
ミユキ「ロミーすごいねー。これだけのチャオの親方なんだー。」
とミユキは今は休んでいた。
ロミー「ほらほら!あんたも戦いなさい!!」
ミユキ「分かったよー。私しかできないとっておきの術つかうよー。」
そう言うと、空高く飛んでいった。ミユキは飛行能力もあるらしい。
ミユキ「炎、氷、雷、風、光、闇。全て集まれー!!」
そう言うと、ミユキの周りにいろんな自然現象が集まり始めた。
そして、ミユキは地上に降りる。
ミユキ「う~ん・・・。よし!名づけて、『賢者の石』にしよう!!」
賢者の石には見えなかったが、技はそのような感じだった。
ミユキは敵に突っ込むと、炎が出たと思いきや、雷も出てきた。
闇と光が合わさって、変な状態になった技もあれば、風と氷を合わせた、吹雪みたいな技もでる。
幻闘術の全ての属性を使える、ミユキだけの技だ。
ナックー「なんだその技!?ミユキかっけーなおい!!」
ミユキ「そうでしょー。こういう、特別な技使って見たかったんだよねー。」
そういうと、全属性を合わせた技を出す。
対属性で、(炎と氷など)なぜか消滅することはなく、全部の属性をダークチャオの集団に当てていく。
ナックー「ヒャッハー!!あんた最高だ!!」
ミユキ「お祭りお祭りー!」
そう言って、敵のダークチャオは次々と繭に包まれていく。
転生したものは、その場で卵を捕獲し、そして縛り上げて動けなくした。
転生しないものはほおっておいた。不幸な人生を送ってきたチャオだったのだろう。
主に、ナックー、グワンツ、ミユキが大暴れしていたらしい。
特にミユキの賢者の石の全体攻撃は凄まじいものだったらしい。
一方ソニー達は、ついに夜空の祭壇の前についた。
目の前には大きな階段があるが・・・・・。
ソニー「・・・・・なんだ?この感じ・・・・・。」
シャー「嫌な予感がしてならないな。」
エリ「急ぎましょうソニー。」
そう言って、階段をのぼりはじめた。