~第六十三話~
そう言って、アクデゼは口笛を吹いた。
そうすると無数の足音が聞こえてきた。
アクデゼ「理由はこれだ。」
そこには、約400匹のダークチャオが存在していた。
ミユキ「うおおおおおおお!?なんじゃこりゃ!?いくらなんでも多すぎでしょ!?」
アクデゼ「俺の手下だ。今から祭壇に向かう、お前らは足止めをしておけ。」
アクデゼはそう言った。そして祭壇に向かって移動を始めていった。
ナックー「やろう・・・・・こんだけの人数を相手しろだと!?」
テル「・・・・・どうやら、幻闘薬を全てのチャオに使っているらしいね。」
ソニー「幻闘薬とは、懐かしい響きだな。最近、そんな奴見てなかったからな。一年前くらいか?」
シャー「ミユキと会うときにいた、ダークチャオも使っていたらしいがな。・・・・・薬を使っていることは、雑魚だが、人数が多すぎる。」
この人数で、これだけの人数は相手しきれない。
いくら弱くても幻闘術を使うならなおさらである。
しかし、二人余裕の表情を浮かべていた。
ロミー「ソニー。こんな奴ら、ちゃちゃとやっつけて行きましょう。」
ソニー「簡単に言うなよ・・・・・。って、あいつらもうこっちにくるぜ!?」
エリ「ロミー。もういいんだな?」
ロミー「えぇ、我が軍隊を呼んできて!!」
ロミーがそう言うと、エリは一度エスケープを使ってどこかに行ってしまった。
そしてエリが帰ってきたとき、ダークチャオの軍隊全体が襲ってくるのを止めた。
そこにはかつて、ロミーの仲間であった賊軍のチャオがそこに現れたからである。
その数約150匹という、敵よりも少ないが、一人一人の戦闘能力にたけている軍隊だ。
グワンツ「グワァーーーンツ参上!!」
カレン「とりあえずあの集団をぶっ殺せばいいのですね?」
そこには、懐かしき顔があった。
ナックー「でやがったな!!グワァーーーンツ!!」
グワンツ「お前は!!ナックーーーーーーーゥ!!」
ソニー「お前らうるさいぞ!!」
となんとも騒がしくなってきたのである。
ナックー「まぁなんだ。ソニー!シャー!エリ!・・・・・お前らは先にいってろ。」
テル「手遅れになったら、大変だしね。」
ミユキ「そゆことそゆこと。さぁー戦国無双だー!!」
ユリカ「私たちが食い止めます。その隙に行ってください!」
ソニー「・・・・・分かった。エリ!シャー!先に行くぞ!!」
シャー「究極の力を見せてやろう・・・。」
エリ「気をつけろよ!行くぞ!エスケープ!!」
さっきも使っていたが、結界の無き今エスケープは使えるようになっていた。
三人は先に進んでいった。
ナックー「さて、グワンツよ。戦闘開始の合図の攻撃といこうか!!」
グワンツ「ではこの技を一緒にしようではないか!!」
ミユキ「私も私もー、行くよー。」
せーの、と息を合わせる三人。そして、戦闘開始の攻撃を繰り出した。
ナックー&グワンツ&ミユキ「ファイヤーバーストォオオオオオオオオオオ!!」