~第四十四話~
ソニー「あいつあの体で、威力10の技を!!」
ナックーは右腕を思い切り突いた。
ヴァルバドズ「何!?」
ヴァルバドズが見たものは、ナックーの右腕だった。
しかし、もう一つ見たものがあった。
それは、上空を覆いつくす『炎』だった。
やがて炎は、ヴァルバドズのいる上空に集まって・・・・・
一気に落ちた。
炎はヴァルバドズに直撃した。
それと同時に、ものすごい衝撃と煙に覆いつくされた。
ソニー「・・・やったか?」
ソニーがヴァルバドズの生死を確認するため煙に近づく・・・。
その瞬間。炎が煙の中から現れ、ソニーに襲い掛かってきた。
ソニー「ちッ!!」
ソニーは前方に『ウインドウォール』(風の壁)を起こし、炎を上空に吹き飛ばした。
ナックー「くっそ・・・・・。」
それと同時にナックーは倒れてしまった。
シャー「ロミーは、ナックーを治療するんだ。他はそのままエリの治療を!」
ユリカ「・・・・・私がエリさんとナックーさんを守らないと。」
煙はやがて消え、そこからヴァルバドズが現れた。
体には、火傷らしい跡もついていた。
ヴァルバドズ「・・・なかなかいい炎だった。だが所詮、同族性・・・炎が主力の俺に、炎はおもちゃだ!」
ヴァルバドズは、炎を前後左右に出し続ける。
ソニーとナックーは避けれるが、エリとナックーは動けないため、ユリカがフリーズシールドで守り続けていた。
ユリカ「うぐぐぐぐぐ・・・。」
ロミー「ユリカ・・・あんた・・・。」
ソニー「ウインドバスター!」
そう叫ぶと、ソニーの呼ぶ風で炎を吹き飛ばした。
ヴァルバドズ「やるなぁ!!」
ソニーはヴァルバドズに接近し、蹴りをくらわし上空に打ち上げた。
ソニー「いくぜ!ソニックウインド!!」
英雄の技の、音速の風がヴァルバドズに襲う。
ヴァルバドズ「この技は・・・貴様ぁ!!これは幻闘術ではないな!?」
そう叫びながらも、音速の風は襲う。