~第四十一話~
ヴァルバドズ「・・・・・それが貴様の結論か?」
ヴァルバドズは振り向かぬまま言う。
ソニー「・・・あぁ。それがエリの求めるものならば!」
ヴァルバドズは、立ち上がりソニー達の方に振り向く。
夕日のせいで顔の表情が見えない。
ソニー「・・・ありがとな、長い話を待っててくれて。」
ヴァルバドズ「別によい。人の話とは面白いものだ・・・・・。」
ソニー「人じゃなくてチャオだけどな。」
ヴァルバドズ「チャオにとっては人だろう?」
ソニー「まぁ俺も昔、人と行った覚えがあるけどな。」
ナックー「ソニーの様子・・・・・なんかおかしくないか?」
シャー「・・・・・あぁ。」
ソニー「・・・もう、くよくよするのはやめた。彼のようになるために・・・俺は俺の役目を果たす!」
ヴァルバドズ「ハーハハハハハ!!いいだろう、幻闘術も使えるようにしてやる。」
そういうと、背中にあった斧を抱えて地面に斧を振り下ろした。
その瞬間、周りに青い光が輝き・・・そして消えた。
ソニー「何故使えないようにしたんだ?」
ヴァルバドズ「本を燃やされたりもしたら困るからな。」
シャー「やはりお前が仕組んだものだったのか。」
シャーが割り込んで会話に入ってきた。
ヴァルバドズ「お前らがどういう行動にでるか試してみたが、やはりやるときはやる者達だな。うれしかったぞ・・・。」
ナックー「けッ!この変態が!そんなに俺たちとドンパチやりたかったんかよ!」
ロミー「あんたが言えた事じゃないでしょ・・・。」
ナックー「なんだと!?・・・・・、まぁそうかもな。」
ミユキ「認めたよこの人!?」
ナックー「だってよ・・・・・エリがぼこられてあんな姿に戻っちまったんだろ?」
ナックーは息を吸い込んで思い切り大きな声で言った。
ナックー「ぶっとばさないと気がすまないだろうが!!」