~第三十五話~
ソニー「ここが暗黒谷・・・・・。」
ソニー達は暗黒谷に来ていた。
辺りは暗く、ランタンを使いながら進む事になった。
ナックー「おいソニー・・・これ見ろよ・・・・・。」
ナックーの指差す方を見ると、大量の骸骨が落ちていた。
ロミー「これって、なんの骨・・・?」
シャドー「・・・鳥だと思う。どうやら鳥を仕留めて食べた後らしいな。」
ミユキ「野蛮人タイプか・・・・・。」
エリ「そこ、何を言っている。」
そんな会話をしながら、先に進んだ。
シャーが立ち止まった。
ソニー「シャドー?」
シャー「何か、気配がする・・・。」
―フフフフ、よく気がついたものだ・・・。―
ソニー「ヴァルバトズ!!」
周りを見渡したが、ヴァルバトズの姿は見えない・・・。
ナックー「やいやい!隠れてないで出て来い!」
―フ、そうあわてるな・・・。まずは俺の話を聞け。そして、戦うか決めてくれ。ー
エリ「お前と話す事など何もない。」
―・・・まぁいい。思う存分言わせてもらうぞ・・・。−
少しの間沈黙して、会話が始まった。
―貴様ら、チャオスエメラルドを6つも持っててなんとも無かったのか?―
ナックー「どういうことだ?」
―簡単な事だ。7つ集めると反応する・・・。6つ持ってて反応しないのはありえない。―
ユリカ「確かにおかしいとは思いますが・・・。」
―6つあっても、多少の力がある・・・。それなのに、何故何も起こらないのか・・・。分かるか?―
エリ「・・・・・やめろ。」
エリは震えた声で、小さく言った。
―つまりこういう事だ、なんかの力で抑えられているのだ。―
エリ「その話をするなあああああああああああああああああああああああああああ!!」
ソニー「エリ!?」
エリは叫ぶと倒れてしまった。
エリ「・・・・・言うな・・・・・・・せっかく・・・・忘れられたと思ったのに・・・。」
意識があるようだが、冷静さを失っているようだ・・・。
―そうだ、エリが抑えていたのだ・・・・・。―
テル「エリが!?」
シャー「・・・・・・・・まさか・・・!」
―そうだ・・・。ただし、少し貴様の想像とは違うだろうがな。ー
―教えてやろう!エリは・・・!!―
この後、俺(ソニー)は耳を疑った。
信じられる訳ないだろ・・・・・こんな事・・・。
―エリは・・・・・チャスターエメラルドだ!!―
俺は思考が真っ白になった・・・。