~第三十二話~

チャカリアル王「ジャゴ!?」
ソニー「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


チャカリアル王に鉄骨で殴りつけて、チャカリアル王は倒れた。



ソニー「・・・や、やったのか?」
ナックー「うおおおおおおおおおお!!やったぜえええええええええ!!」


その瞬間、チャカリアル王から白き光が輝いた。見るとそれは・・・。

エリ「チャオスエメラルドだな。」


ソニーの後ろにエリが立っていた。

ソニー「エリ!怪我大丈夫か!?」
エリ「大丈夫ロミーのおかげで、だいぶ楽になった。」
ロミー「さすが私でしょ。さてと、シャーの治療しないと。」

そう言うとロミーはシャーのとこへ向かった。

ユリカ「これで5つですね。」
ナックー「幻闘術が効かない奴なんて、聞いたことないぜ。」
ソニー「俺たちのチームワークの勝利だ!」


ハハハ・・・と笑うソニー達。

もう夕方になっていたので、ここでテントをはって、休む事になった。



ソニー「シャドー。大丈夫か?」

シャーはテントの中で横になっていた。
傷はまだ残っていて完全に治療し終わっていないらしい。


シャー「大丈夫だ。」
ソニー「そうか。・・・・・・・・・・・


    なぁ、シャドー。聞きたいことがあるんだが・・・。」

シャー「なんだ?」


ソニーはその場に座った。

ソニー「ミユキとどういう関係だ?ミユキをお前は知ってるみたいだから・・・。」


シャーは、一度天井に目を向けた後、話し出した・・・。



十年前、ある家で火事になったのを僕は見た事がある。

中に二才の少女が閉じこまれたままで・・・。


僕は急いで助けに行った。

少女は二階で泣いていた。火で行く手を阻まれていた。

何とか少女の所まで言ったが、帰り道を阻まれてしまった。



その時、少女が氷の幻闘術を使って炎を消してしまった・・・。


その少女が・・・・・。





ソニー「・・・・・ミユキって訳か。」


シャーは再びソニーの方を向いた。

シャー「あの頃から幻闘術を使うのはめずらしかったからな。・・・・・しかもその時初めて使ったらしい。とっさにな。」
ソニー「そうだったのか・・・・・。」


その時誰かテントの中に入って来た。

ロミー「ソニ~!」

ロミーはソニーに抱きつこうとしたが、ソニーはヒラリとかわし、ロミーはシャーにのしかかって行った。


シャー「がはぁ!」

シャーは苦しそうな顔をする。

ロミー「もう!ソニーったら、照れなくても良いのに~。」
ソニー「いいから、シャーの治療をしろ!シャーのポヨを見てみろ!」


シャーのポヨはグルグル巻いた状態になっていた。あれは、嫌な時や痛い時になるポヨだ。

ロミー「分かったわよ。シャ~、治療するよ~。」
シャー「じゃあ、ハンマー治療で頼む。」
ロミー「は~い。」

そう言うと、ロミーはハンマーを取り出した。

ソニー「てか、その治療法あるのかよ!!どうするつもりだ!?あッ!シャドオオオオオオオオオ!!」


衝撃的な治療法にソニーは驚いていた。


しばらくして、ソニーはテントから出てきた。


まさか、ハンマーで殴られたら治療されるとはな。怖い治療法だぜ。


そんな事考えて歩いていたら、エリがいきなりやってきた。

ソニー「エリ・・・・・。」
エリ「ソニー・・・話・・・いいか?」


そう言うと、近くの岩場まで歩き出した。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第282号
ページ番号
38 / 87
この作品について
タイトル
夜空のエメラルド
作者
斬守(スーさん,斬首,キョーバ)
初回掲載
週刊チャオ第268号兼GW&ライカ記念特別号
最終掲載
週刊チャオ第330号
連載期間
約1年2ヵ月13日