~第二十八話~
テル「反応はここからだよ。」
そこは何かの遺跡みたいだった。石や粉々になった鉄の欠片などが散らばっていた。
ソニー「何もないじゃないか!」
テル「おかしいな・・・。」
ロミー「何かしないと駄目なのかしら?」
ミユキ「私にまかせて!」
ミユキが前に出ると何か言い出した。
ミユキ「太陽よ!私達に道しるべを!」
あたりは静まり返った・・・。
ユリカ「?」
ミユキ「あれ?おかしいな?確かこれで教えてくれるはずだけど・・・。」
ソニー「それはゲームの話だろ!!」
ミユキ「え?駄目なの!?」
ナックー「駄目に決まってるだろ!!」
その時エリはある大きな岩に近づいていた。
ソニー「エリ?」
エリ「チャテンチャチャコチャレオチャチャルアチャウチャ#ミチャゾヂャミチャチャロ!!」
ソニー「エリ!?どうしたんだ!壊れたのか!?」
シャー「違う!これは『チャカリアル語』!!」
テル「それって2000年前。チャオが使ってた言葉!?」
その時、地面が揺れ始めた。
テル「うわあああああああああああああああああん!!」
ソニー「大丈夫だから泣くな。」
ナックー「うがあ!!」
ナックーの頭に金のタライが落ちてきた。
ソニー「なんでタライがお前に落ちてくるんだよおおおおおお!!」
ミユキ「何!?何のイベント!?」
ソニー「ゲームじゃねええええええええ!!」
やがて揺れは収まる。
シャー「な!これは・・・。」
前に大きなチャオが立っていた。高さは人間以上の高さで、木と同じ位高い。
シャー「『チャカリアル王』か!?」
ソニー「は!?でも2000年前の王様だろ!?なんでこんなとこにいるんだよ!?」
チャカリアル王「チャテンチャスチャチャトーイチャミチャチャロチャルヂャダチャコ#」
エリ「アチャチャヘソチャセチャブヂャチャレジャジスチャ#」
しばらく二人とも、何か言い合っていた・・・。
ソニー「な、なあシャドー。なんて言っているんだ?」
シャー「分からない。あの言葉はマスターするのが難しいんだ。」
ユリカ「エリさん・・・。」
チャカリアル王「チャハウチャ#ノチャチャロボヂャチャトセチャチャコミチャユチャウチャチャコ!」
エリ「チャホエチャ!」
そう言うと、エリはソニーに近づいてきた。
ソニー「エリ?」
エリ「チャオスエメラルドはチャカリアル王が持っている。本当に封印できるだけの力があるか確かめてもらうことになった。」
ナックー「おいおい!あんなでかい奴と戦うのかよ!」
ユリカ「勝てるんでしょうか・・・。」
シャー「やるしかないだろ!」
シャーは銃を取り出した。
シャー「ダークバズーカ!!」
チャカリアル王の腹に黒い放射線が当たる。しかし・・・。
チャカリアル王「ユチャチャヲエチャ!」
シャー「な!?無傷だと!?」
威力8の攻撃が無傷だった・・・。