~第二十一話~
兄貴?
逃げるんだ・・・。
お兄ちゃん!!
ユリカを守りながら逃げろ!!
死ね。ダーク・ライ。
うがぁ!?
お兄ちゃーーーーーーーん!!!
逃げるぞ!!
ここまでくればもう大丈夫だな・・・。
シャルお兄ちゃん!どうして!どうしてお兄ちゃん助けなかったの!? ユリカ・・・・・?
どうして俺を助けなかったんだ・・・。
どうして!?シャルお兄ちゃん!!
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどどどっどどうぅぅぅぅううししししししっしっしししっししてててえてててててっててて・・・・・!!!!
シャル「うわアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
シャルは、殺された兄の姿と、重い言葉が頭の中で鮮明に思い出された。
アクデゼ「その忌わしき記憶と共に虚無の彼方に帰るが良い・・・。」
ユリカ「い、いやあああああああああああああああああああああああああ!!」
ユリカの目の前の光景・・・いつしかもう一人兄を殺した同じ剣が、シャルの体を貫いていた・・・。
ソニー「シャル・・・。てめええええええええええええええええええええええ!!」
ソニーが襲いかかろうとした瞬間誰かが前に出てきて、金属の音が鳴り響いた。
ソニー「!?エリ!!その剣は・・・。」
見るといつの間にかエリは剣を持っていてアクデゼの攻撃を受け止めていた。
その間にシャーがシャルを自分達のいる方に移動させる。
アクデゼ「それがお前の<幻想刀>か・・・。」
エリ「いずれまた会いましょう。アクデゼ。」
ヴァルバトズ「!逃がすかぁぁあああ!!」
ヴァルバトズが襲ってくる。しかし反応が少し遅かった。
エリ「エスケープ!!」
そうエリが唱えると、アクデゼの前にはもう誰もいなかった・・・。