~第二十話~

シャル「お前は・・・!!?」
アクデゼ「ヴァルバトズ・・・お前は少し下がっていろ。」
ヴァルバトズ「・・・まぁいい。だが、楽しみは分けてくれよ。

アクデゼが一歩手前に歩き出た。

ソニー「(なんだ・・・この威圧感!)」
テル「(息苦しい・・・。)」
エリ「お前が来ているとはな。」
アクデゼ「・・・あの力を使ってすぐに捕まえられると思ったが・・・運が良かったみたいだな。」

アクデゼはエリに一歩近づく。

アクデゼ「おとなしく。チャオスエメラルドを渡せ。」
エリ「・・・断る。」

その刹那、アクデゼに白い雷が襲った。

シャル「・・・お前か・・・俺の・・・俺の・・・。」

そういいながら、何事も無かったような顔をしているアクデゼにとびかかる。

シャル「俺の・・・兄貴を殺した奴はぁぁぁぁああああああああ!!」
シャー「何!?」
シャル「サンダー・・・・・。」

アクデゼにシャルの手が触れる。

シャル「ブラストォ!!」

シャルの白い雷が爆発する。

ソニー「うお!?」
ナックー「サンダーブラストって言ったら・・・。」
シャー「あぁ、8に値する威力だ。」

やがて、煙が消えていく・・・。

シャル「はぁ、はぁ、・・・やったぞついに敵がとれ・・・。」

その時消えかかった煙の中から手が伸び、シャルを掴み、持ち上げた。

シャル「がっ・・・。」
アクデゼ「・・・お前はあの時の兄弟共か・・・。こんな所で会うとはな。そして・・・。」

アクデゼは自分の目とシャルの目を向かい合わせた。

アクデゼ「・・・死ね。死の記憶<デッドメモリー>。」

そういうと、シャルの頭の中では昔の忌々しい記憶が蘇っていった。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第278号
ページ番号
25 / 87
この作品について
タイトル
夜空のエメラルド
作者
斬守(スーさん,斬首,キョーバ)
初回掲載
週刊チャオ第268号兼GW&ライカ記念特別号
最終掲載
週刊チャオ第330号
連載期間
約1年2ヵ月13日