★第2章★*12話*

ガキィィ…ン!!!

アークリンア、ラッキーを弾き飛ばす音が原生林※全体に響き渡った。

【うぐああぁ!!】

ラッキー、アークリンアが悲鳴を上げた。

【ラッキーの兄貴!!アークリンアの兄貴!!大丈夫っスか!!】

ハッピーが叫んだ。

【う、ぐ…何とか…平気で、す】

途切れ途切れになりながらもアークリンアが返した。

ラッキーはハッピーに向かって頷き、大丈夫、と合図を出した。

それを見て、一瞬ハッピー、チャキの顔がホッ、とゆるんだ。

【ちぃ・・生命力はゴキブリ以上のようだな。死にぞこないが】

とチャペル。

【でも・・これでわかったでしょ?貴様が僕達に勝つことなんて無理
 なんだよ】

とチャピル。

チャピルとチャペルはちっ、と舌打ちをうった。

【あぁ…わかったさ。】

ラッキーが言う。

【お前等が…負けることがな…!!】

それに続けるように怒りが爆発したアークリンアが言った。

【な・・んだとぉ…!?】

チャピル、チャペルの顔が怒りにゆがんだ。

その瞬間。

アークリンア、ラッキーの手に光のような、電撃のような物が走った。

痛みこそはない。3秒ほどし、光が収まった時は…。

自信に満ちた2匹の手に、光のビームソードが握られていた。

*続く*

このページについて
掲載号
週刊チャオ第170号
ページ番号
12 / 13
この作品について
タイトル
優しい飼い主求めて。
作者
あっこ
初回掲載
週刊チャオ第160号
最終掲載
週刊チャオ第171号
連載期間
約2ヵ月19日