★第2章★*12話*
ガキィィ…ン!!!
アークリンア、ラッキーを弾き飛ばす音が原生林※全体に響き渡った。
【うぐああぁ!!】
ラッキー、アークリンアが悲鳴を上げた。
【ラッキーの兄貴!!アークリンアの兄貴!!大丈夫っスか!!】
ハッピーが叫んだ。
【う、ぐ…何とか…平気で、す】
途切れ途切れになりながらもアークリンアが返した。
ラッキーはハッピーに向かって頷き、大丈夫、と合図を出した。
それを見て、一瞬ハッピー、チャキの顔がホッ、とゆるんだ。
【ちぃ・・生命力はゴキブリ以上のようだな。死にぞこないが】
とチャペル。
【でも・・これでわかったでしょ?貴様が僕達に勝つことなんて無理
なんだよ】
とチャピル。
チャピルとチャペルはちっ、と舌打ちをうった。
【あぁ…わかったさ。】
ラッキーが言う。
【お前等が…負けることがな…!!】
それに続けるように怒りが爆発したアークリンアが言った。
【な・・んだとぉ…!?】
チャピル、チャペルの顔が怒りにゆがんだ。
その瞬間。
アークリンア、ラッキーの手に光のような、電撃のような物が走った。
痛みこそはない。3秒ほどし、光が収まった時は…。
自信に満ちた2匹の手に、光のビームソードが握られていた。
*続く*