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そこには両親がいた。
駅で偶然出会ったようだ。そのまま家に来たようだ。
…待てよ、駅?駅って…あの駅?電車は動いていないはず。動かして、あの駅にたどり着いたら全員が死ぬはず。
どうしてこの2人は…?

母「ただいま。これからご飯作るから待っててね」
父「いやぁ、ホント疲れたよ。風呂が楽しみだなぁ。なあ、レナルド」
笑顔を見れて、本当に安心した。
…いや、今風呂が楽しみと言ったのか?父はいつも疲れているときにはすぐ寝てしまう。
母が困ってそのことを俺に話しているのをよく覚えている。
そのときだった。レナルドは、振り向いてしまったのだ。後ろを、何者かがいる後ろを。

レナルド「ああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
人影があった。レナルドは絶叫した。
だが、それはアレックスだった。紛れも無く、俺の親友であるアレックスであった。
その場に倒れこみそうな気持ちを抑え、じっとしているとアレックスが口を開いた。
アレックス「まず、この世にさよならをしようか」
アレックス…?アレックスがいること自体に驚いた。その言葉の意味もわからなかった。
そして、気が付いたら駅にいた。
人が普通に切符を買い、改札口を通り、電車に乗り込む。アレックスに切符を渡され、改札口を通ろうとした。
だが、その直前でストップ。さっきまで家にいたんじゃないか?
黙って、その切符を見た。学校の近くの駅の切符。となると、ここは家の近くの駅だ。
よく似ているから間違える。
その後、改札口を通った。これが間違いだったんだ。
何かにぶつかった。前を見たら、自分がいた。
鏡だった。なぜここに?いや、むしろ鏡ならなんで俺以外写ってないんだ?

このページについて
掲載号
週刊チャオ第217号
ページ番号
7 / 10
この作品について
タイトル
「後ろを振り向いてはいけない」
作者
Sachet.A
初回掲載
週刊チャオ第217号