第二十一話 シャボンステージ

獄長の視界からアルティメットの姿が消えた!

獄長 「なに!」

アルティメット 「隙がありすぎですよ。獄長さん・・・」

アルティメットは獄長の右に立っていた

アルティメット 「この状態で10分間いるのは死を意味します。だから・・・8分で終わらせましょうか!」

右手で脇腹を強く殴る

獄長はなんとか受け止めてムチをアルティメットに打つ

が、もうアルティメットはいなかった

アルティメット 「フフフ・・・中々ですね・・・・。けど、そんなんじゃぁ僕の足元にも及ばない!」

獄長 「それはどうかな?」

獄長は無数のムチをアルティメットに打つ

アルティメットは避けずに全て受け止めた

そしてムチを投げ返す

獄長は油断していたのか、顔にムチが当たった

獄長 「いつの間にこんな!・・・・」

ムチを見るとなんと全て結ばれていた

アルティメット 「1本にまとめておきました。ハァハァ・・・早く決着をつけましょ・・・う」

アルティメットは息が荒くなっていた

よく見ると瞳が黄色になってきている

元の状態に戻りかけているのだった

獄長はムチを千切り、また無数のムチに戻した

獄長がアルティメットをもう一度見るといつもの目に戻っていた

アルテイメット 「やっぱり、もたないか・・・」

アルティメットはボソッと言うと獄長の方に前から堂々と殴りかかりに行った

アルティメット 「覇針!」

アルティメットが手を強く握り、ムチを破壊する

獄長 「さっきより動きが遅い・・・」

獄長はムチを背中からもう1本出した

そしてアルティメットの羽を捕まえた

アルティメット 「しまった!」

獄長 「時速80キロで地面に衝突したことはあるか?」

獄長はアルティメットを捕まえたムチを上に上げる

獄長 「時速80キロでの地面の衝突は、ビル7階からの落下に相当する!」

ムチを下に振り、アルティメットは地面に叩きつけられた

アルティメットは口から血を吐く

アルティメット 「ごっはああぁぁぁぁ・・・・・!」

獄長 「しかし、本当に恐いのは地面なんかじゃない・・・」

アルティメットはまた振り上げられる

そこにはさっきスイマの撃った水弾による深くて大きな水溜りがあった

獄長 「時速80キロで水に衝突すると水はどんな物質に変わるか知っているか?」

スイマがこの時目が覚めた

獄長 「時速80キロでの水面への衝突は、水はコンクリートと同じ硬さになるのだ!」

スイマ 「怒とうの氷結!」

スイマは獄長のムチを持っている手とムチを凍らせた

アルティメットは水面に当たる寸前で止まった

スイマは水弾でムチを切り、アルティメットを助けた

アルティメット 「また助けてもらっちゃったねw」

スイマ 「じゃあ止め、僕がさして言い?」

アルティメットは頷く

スイマ 「じゃあ、妖怪王の1人の滝霊王の最強奥義・・・」

獄長は退く

スイマ 「王玉烈水浄化弾(おうぎょくれっすいじょうかだん)!!!」

スイマは右手に青竹色の水を溜め、獄長にぶつけた

獄長 「なんだ・・・このガキ共の強さは!・・・・・ぐわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・!!!!!!!!」

獄長は王玉烈水浄化弾をくらい、その場で倒れた

シャボンがパチン!と割れた

アルティメット 「(王玉烈水浄化弾(おうぎょくれっすいじょうかだん)・・・この世の悪を全て洗い流す妖怪王の怒り。本来は地球上全ての者を対象に放たれるもの・・・しかし、使う者により1つだけに狙いを定め、打つことも出来る)流石スイマ君、おつか・・・れ」

アルティメットも倒れた

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第269号
ページ番号
36 / 37
この作品について
タイトル
宇宙最凶最終兵器 シュウ・リアラズ
作者
カオスソーサラ(メガライア)
初回掲載
週刊チャオ第258号
最終掲載
週刊チャオ第269号
連載期間
約2ヵ月19日