第二話 理由
しばらく沈黙が続いた・・・
アイン 「嘘・・・だろ・・・?」
リュウケイ 「俺・・・達が・・・」
カイオウ 「最終兵器・・・なんて・・・事・・・」
シュウ以外はなかなか真実を受け止めることができない
シュウ 「けど・・・記憶には・・・そうあるみたいだ・・・」
いつもはおとなしいエンエンが大声で
エンエン 「僕達チャオだよ!なんで・・・なんで!シュウやアインは最終兵器なのですか!?」
エンエンはその場で膝をついた・・・
アルティメット 「分からない・・・が君達は他のチャオと違うみたいだ。例えばソニックチャオの君は優れたスピードを持っている。いつもチャオレースで優勝してるだろ?」
アイン 「確かに、同じソニックチャオと戦っても半分以上の差をつけてゴールしてるな、本気は出していないのに・・・」
するとカイオウがこう言う
カイオウ 「あれって本気じゃなかったの!?」
アイン 「あれはお遊び程度で、本気はマッハ10以上で走れるんだよ」
マッハ10は時速約12240kmです
アルティメット 「オニチャオの君は・・・本当の力を引き出されたようだよ。数億匹に一匹の確率でなる炎の魔人の力を!」
リュウケイ 「アルティメットさん。けど、その力って今は出てるの?」
アルティメット 「ある事をすると力は引き出されるみたいだ。ミズチャオの君はずば抜けた戦闘能力を持つ」
カイオウ 「戦闘能力って何?」
この質問にみんなガクッと来たが
しかたなくエンエンは分かりやすく?話す
エンエン 「戦う力の事でカイオウはそれが他のチャオよりすごいって事!」
カイオウ 「あ~!そういうことか、悪りぃ悪りぃ!」
アルティメット 「そしてナイツチャオの君は・・・!DP(ダークプラネット)に選ばれし者!」
シュウ 「DP!?」
リュウケイとアインはDPを知っているのか
少し震えている。
リュウケイ 「俺は知ってるDPに勝つ者はいない勝つ事、いや触る事さえ不可能。DPは10㎝ほどの紫色のオーラをだした黒い玉。そしてDPは力を使う者を選ぶ」
アイン 「過去に選ばれたチャオ達は1回使ったら繭にも包まれず死んでいったんだ。ドリームさん(ライトカオス)も3回使ったら視力を奪われ、不治の病にかかった・・・」
シュウ 「何で僕が・・・それにDPは今どこに?」
アルティメット 「君の体の中だ!」
エンエンもDPを知っているのか、DPはよく暴走するという情報をみなに伝える
カイオウ 「ちょ・・・ちょっと待ってくれ!DPがなんでシュウの体の中で暴走しないんだ?」
エンエン 「おそらく・・・カオスエメラルドも一緒に埋め込まれているんだよ!」
カオスエメラルド・・・それは無限の力を秘めし石
アルティメット 「そうだ・・・」
シュウ 「あれ?なんだこの光?」
アルティメット以外の足が光に包まれていく・・・
アルティメット 「そろそろ時間だ。また会おう・・・」
そうすると僕達は光に包まれた・・・気が付くとチャオガーデンに戻っていた。
リキッド コドモ 力タイプになりかけ「あ!お兄ちゃん達気が付いた!良かったぁ~!」
ドリーム 「眠ってから3日も経っていたぞ・・・」
カイオウ 「へ~んな夢だったなあ!」
エンエン 「あの~・・・アルティメットっていうチャオ知ってますか?ホワイトホールで出会ったダークカオスチャオなんだけど・・・」
ドリーム 「何!アルティメットに出会ったのか!」
リュウケイ 「ダークカオスって悪いチャオじゃないのか?あのチャオは優しかったけど」
カイオウ 「あのチャオも戦い続ける運命なのか・・・」
カイオウは目を閉じながら言う
ドリーム 「あのチャオ、アルティメットは・・・わしの弟・・・本当はライトカオスになるはずじゃったが、ダークチャオ達に捕まり、無理矢理ダークカオスにされた可哀相な奴だ・・・」
シュウが上をむくと紙が顔の上にヒラヒラと落ちてきた
シュウ 「あれ?なんだこの紙?」
紙にはこう書かれていた
選ばれし者達よ 我の暴走を止めてみよ
さすれば世界は救われる しかし、止められなければ
この世界は闇に飲み込まれるであろう
365日後までに 7つのカオスエメラルドと共に宇宙要塞へ来るのだ
デビル・サタンズ
ドリーム 「デビル・サタンズはDPの生みの親・・・」
カイオウ 「どうやらこの手紙・・・俺達への挑戦状みたいだな!」
シュウ 「と、言ってもまずカオスエメラルドを7つ集めなきゃいけないみたいだね」
アイン 「6つだね。あとカオスエメラルドの場所を探らなきゃいけないし、仲間も増やしたほうがいいと思うし・・・」
エンエン 「カオスエメラルドの場所を探るのは僕がやるから、仲間探しよろしく!えーとまず・・・」
カイオウ 「俺たちは別れて探そうぜ!まずノーマルガーデンは俺とおまけにリュウケイ、ヒーローガーデンはシュウ、ダークガーデンはアイン!」
リュウケイ 「誰がおまけだこの野郎!」 続く