Before Chapter 6
・・・何かと忙しい毎日。
敵に襲われたりするのがほぼ日常茶飯事であることが当たり前であった最近では随分平和な日が続いている。
確かに同居人は厄介事を運んできたかもしれないけど、それはそれで家の中が賑やかになったし・・・
こうして平和に朝ごはんを作れるのが嬉しい・・・
リンネ「ミディさん、ジャムは・・・」
ミディ「え~っとそこの棚に入ってる。苺とブルーベリーの二つ有るから」
リンネ「じゃあ・・・今日はブルーベリーにしようかな」
ミディ「りょうか~い」
パパっと野菜を皿の上に盛り付けし、ゆでたまごにコショウやマヨネーズを混ぜ合わせた物を真ん中に盛る。
こんがり焼けたパンも生地から作った力作!
飲み物に今日はめずらしくヨーグルトやチーズ等の乳製品も揃って朝から豪華に始まるなぁ・・・
レア「いっただっきま~す♪」
「・・・・」
ミディ「サムライは食べないのか?」
「パンはそんなに好きではない」
レア「じゃあもらう~♪」
朝からこんなに騒がしいのも今となっては嬉しい。
とにかくこういう騒がしいってのは大歓迎だ。
パンを頬張りながら一人相槌を打つ俺。
そんな時だ。
「どろぼぉ~!!」
・・・この声トラブルメーカーがまた何かしでかしたか・・・
まぁこのやりとりも久しぶりだ。
声のする外へと駆け出していった。