第6話 怖いよ、あんたら
カチリ。
チャオベエが右足で踏みしめた地面の下で、小さな音が鳴った。
チャオベエはそれに気付かず、スタスタと歩いていった。
しかし、そのわずか10秒後―
どごおおぉぉぉぉぉぉぉんんん・・・
地面が爆発した。
チャオベエは爆風にふっ飛ばされた後、やっと気付き、後ろを振り返る。
チャオベエ 「何で爆発したチャオか!?しかも近い!」
銃を支えに起き上がった。
てか何だこれ。崖になんで地雷が埋めてあるんだ。
傷をしなかっただけでも勲章ものである。
とりあえず痛みはなくなったので銃を杖にするのはやめた。
大地 「チャオベェ~!ちょっと待ってー!」
すると大地が恐ろしー速さで崖を降りてきた。(時速60キロ)
あ、そのまま通り過ぎちゃったよ。
50メートル程進んだ後戻ってきた。
チャオベエ 「どうしたチャオか?この銃刀法違反野郎チャオ」
大地 「許可書持ってるよ!ガイアともー1つの人格が!」
自分は持ってないんかよ。
その思いを言葉に発しなかった。
言ってもツッコミ返しが来そうだからだ。
てかホントに銃刀法違反じゃん。
チャオベエ 「で、何チャオか?バンダナチビ」
大地 「チャオベェ~。うぇっうぇっ・・・」
大地はバンダナチビという言葉に相当傷ついたようだ。
んで泣き出してしまった。(あ~ぁ
チャオベエは大地を慰めたのち、どうして来たのか聞いて見た。
大地 「そういえばこの辺一体には戦車用地雷とクレイモア地雷(もっとも危険な地雷)が埋められてるから。
気をつけないと跡形もなく消えちゃうよ♪」
満面の笑みで大地は言ってのけた。
なんだよコイツ。
あと大地はポケットから、
チャオベエ 「また物騒なもの出すなチャオ!もう銃(弾薬空)だけでも危険チャオよ!」
大地 「だってガイア怖いんだもん。前なんてもー1つの人格が夢の中でボコボk・・・にされててさ・・・。
しかもGUNのブラックリストに載ってるし・・・」
チャオベエは汗をかいた。
そんな奴にさっきオレは口答えしてたんだ。
下手すれば殺られていたかもしれないと。
大地 「はい。完全被鋼弾(×55)と手榴弾(×3)。
できるだけ協力するよ!」
もう協力しなくていいよ。怖いよお前。
そんな事も言えず、チャオベエは大地と分かれた。
地雷原を一気に走り抜けた。
幸い、地雷は10秒後に爆発する物だったので、爆風でぶっ飛ばされる事もなかった。
チャオベエは息切れをしながら、草群れに寝転がった。
微風がチャオベエの頬に当たる。
今までの緊張を、ほぐしてくれる様に思えた。
あのくそヲタクめ。帰ったらボコってやる。
チャオベエは心に決めた。
チャオベエは町に向かって歩き出した。
S・S―
いつも人で賑わう都会町。
近くにはビーチもあり、とてもいい場所だ。
人々はチャオベエに好奇の視線をおくる。
一応大地がおまけとして銃のカバーをくれたので、銃という事はばれていない。
これからどうしようか。
とえいあえずビーチにでも行って見ようか?
チャオベエはビーチに向かった。
バトンパスです。
PS 第6話書かせて頂きました。(礼