~太陽編~第六十話 オニキスに輝く悪魔

サンとズィードの戦いは終わった。サンはダート、チャンピオンのところへたどり着くため、ハーバーの指示を待っている。

サン「はーばー!まだかよ!」

ドアが急に開く。

ハーバー「大変だ!8~3までの選手が消えた。」

サン「はぁ?」

サンは意味がわからなかった。

ハーバー「でも、君の取ってはチャンス♪「2」だ。次の相手は。」

サン「2か・・・」

サンはヴァルサのことを思い出す。

・・・と、会場へ何も言わずに歩いていく。

ハーバー「いよいよ!ルーキーNO1!サン選手が、2の選手に挑む!」

会場はさっきの勝負で静まり返っている。

ハーバー「サン選手と、シール選手の闘い!はじめ!」

サンはとつぜんのご対面に驚く。

シール「君は、優勝者サン君だね。」

サン「シールじゃねえか。お前が悪魔なのか?」

シール「?なにいってるの?勝負!」

シールはサンに向かってはしる。

サン「へ!アルティメット―」

サンが撃とうとすると、シールは背中の弓矢を取る。

シール「刀を振ると、打つ!」

サン「フレイザー!」

究極の炎が、燃え上がる。

シール「闇の矢」

黒いオーラがまとわりついた矢が、炎を一瞬で消す。

サン「あのオーラ・・・まさか・・お前は・・・」

シール「ばれちゃぁ仕方ないね。そう。僕は「ヴルグ」のチャオさ」

シールは矢を取り出し、構える。

サン「あんな黒いオーラは普通の奴じゃねえ。」

シール「僕はヴルグ最高支部、七零部の一人、シール・グン・ネストム!」

シールは高々と自分の名前を上げると、矢を引く。

サン「倒すか・・・いくぜぇ!」

シール「君は僕に、勝てない!」

サンとシールはほぼ同時に走る。

サン「アルティメット―」

シール「ダークネス・アロー!」

闇のオーラが纏った矢が、サンに飛ぶ。

サン「ヴォライガー!!」

隕石が矢を止め、炎がシールを貫く。

シール「フフフ・・・闇を見せて・・あげる。」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第137号
ページ番号
115 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日