~月編~第六十二話 試練の森その一、心の試練
試練の森についたムーンたち。先へ急ぐ。
ムーン「この扉は?」
ガルズに聞くようにたずねる。
ガルズ「第一の試練、「心」を確めるんだ。」
目の前には大きく、まるで全てを飲み込むような扉がふさいでいた。
(おまえらか!試練希望者は!)
ムーン「え?あ、はい!」
スター「どこから話しかけてくるんでしょう?」
(まぁよい。おほん!では、心の試練をはじめる。その内容は―)
ムーン一行全員に、緊張がはしる。
(計算問題だ!)
ゼイン「はぁ!?」
ゼインはため息をつく。が、スターはやけに真剣。
スター「僕がやります!」
(ほぅ。ではゆくぞ。一問目、3+2×5=?)
ムーン「簡単じゃん。」
スター「13でしょう。」
(正解だ。ちなみに三度正解すればよいのだからな。では、二問目!(9−3)+(7−1)=?)
スター「12。」
(うむぅ。三問目!5(Yー5)=2(Y−1)の方程式を解け!)
スター「Y=9。」
(なに!?チャオにこの問題が解けるのか!?まぁいい。試練クリアだ。)
ガルズ「通らしてもらう。」
(あ!バカ、扉を開けるな!うわぁぁぁぁ!)
ガルズは無理やり扉をあける。
ムーン「いいのかなぁ。」
ティル「いこ!」
ムーン達はマイペースに歩く。
何の苦もなく、スムーズに進みそうな雰囲気だが、霧が深くなってきた。
ガルズ「そろそろ第二の試練かもな。」
(ハロー!ミーが第二の試練の番だよー)
ムーン「まぁた変なのが出てきたよ。」
(第二の試練の内容は~!)
続く