~月編~第六十一話 氷の刃は−100度

ゼインたちは、ムーンとはぐれ、クォズを言う名のチャオと戦っている。

クォズ「くたばったか?」

ティル「そっちじゃなくて?」

ティルはいつの間にか、クォズの後ろに回っていた。

クォズ「な・・・・・」

ティル「たぁ!」

ティルは重そうな太刀を、思いっきり振り飛ばす。

クォズは衝撃で、無論、吹き飛ぶ。

クォズ「なぜあの拳をくらって・・・動ける?」

ティル「貴方って、アホ?太刀で防御したの気づかなかった?」

クォズは「そういえば」と、思い出したように、悔しがる。

クォズ「もう一発、いるかぃ!?」

ティル「いいや、もういい。」

クォズは先ほどの同様に突進するが、ティルは後ろに下がる。

クォズ「暈し拳、受けてみろ!」

クォズはぼやけた拳を、振り回す。が、全てよけられてしまう。

ティル「飽きれるね。そろそろ、いきますか!」

ティルは、太刀で腹を突くと、持ち上げて、上に飛ばす。

クォズ「ぐ・・・・なにをするつも―」

ティルは、クォズの落ちてくる真下で、構えている。

ティル「上空投げ飛ばし技・・・・・」

クォズ「や・・やめろぉ」

ティル「ブリザード・スカイラー!」

太刀は凍り、切裂く刃となる。落ちてきたところを狙われ、高く吹き飛ぶ。

ゼイン「な・・何者?」

ティルは、ゼインたちにVサインを贈る。

すると、ムーンたちが現れる。

ムーン「あ!ゼイン!」

ゼイン「ムーン!」

ゼインたちとムーンは、再会し、一件落着―かのように思えた。

ガルズ「俺はガルズ。月と太陽の護衛。で、次行く場所は政府だろう。」

スター「そうですが、船がなくて・・・」

ガルズ「やはりな。」

ガルズはムーンの持つ、封印石をまた「目」で、催促する。
ムーンは取り出すと、ガルズに渡す。

ティル「なんなの?」

ガルズ「封印よ、解かれよ!」

封印石は輝き始め、光の船が出現する。

ムーン「あの船だよね?バレム?」

バレム「乗ろう。」

船に乗ると、待ち構えていたかのように、瞬間移動する。

ついた先は、森林。

ガルズ「ここは政府へと続く「試練の森」。これを越えれば・・」

ムーン「目的地!だね!」

スター「いきましょう!」

ムーンを先頭として、試練の森を進む。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第137号
ページ番号
113 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日