~太陽編~第五十九話 真の力は炎を打ち消す

サンVSズィードの闘いは、見事サンが制した。と思った。

ズィード「ククククク・・・・勝負はこれからだぜぇ!」

サン「ズィード!?」

ハーバー「なんとぉ!ズィード君が変わってしまった~!?」

ズィードは、あの時と同じ、あの時は暗くて見えなかったが、今ははっきりと見える。

そう・・・ズィードは・・・・

サン「ダーク・・・・・?そうだ。ダークヒコウ!お前・・」

ズィード「そうだ。俺はダークヒコウだ。なんか文句があるのか?」

ズィードはヒーロー・ヒコウ・チカラから、ダーク・ヒコウになっていた。それに、自慢の体、トパーズの色が少々にごっている。

サン「ち・・・レヴァ・ズ・オウグ!」

ズィード「風牙真剣・撲滅奥義・・呪嵐滅葬風!」

暗黒の嵐が、会場を台風の目にする。

サン「ぐぁ・・・アルティメット―ヴォライガー!」

炎の隕石と共に、炎は、風に打ち消される!

ズィード「お前は俺には勝てねぇんだよぉ?これでとどめだぜぇ!嵐真豪風!究極風嵐破!」

大きな風が、全てを吹き飛ばす。

サン「こんな野郎には、負けない・・・・くらえぇ!」

サンは地面に剣を叩きつける。何度も何度も。

ズィード「いくらやろうと、炎は勝てない!?・・・?」

サン「く・・・まだだぁ!」

会場は嵐。その風に耐え切っているサン。

ズィード「そろそろ終わりにしてやるよ。風速進化!」

風は次第に強まっていく。

サン「はぁぁぁぁぁ!」

と、サンは地面をたたきつけた。炎が柱となって吹き上がり、サンを覆いこむ。

ズィード「何ィ!?」

サン「とことんお返しはさせてもらう!ボルケノ・プロージョン!」

炎の大きな爆発が、風をやませると共に、ズィードを貫く。

ズィード「この俺が・・・・こんな奴に・・・・」

ズィードはうつぶせに倒れこむ。

サン「よぅし!一丁あがり!」

だが、会場はめちゃくちゃ、ほとんどの観客と、選手は、いなくなっている。

ハーバー「しょ・・・勝者・・・・サン選手・・・」

そして、これから始まる死闘。サンは思いにもよらなかった。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第136号
ページ番号
110 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日