~太陽編~第五十七話 究極技―光
サン対クルトの試合途中、サンは炎で攻め、クルトは光で攻めていた。
サン「太刀筋が甘いぜ!」
クルト「なんの!」
サンは防戦一方だが、余裕の様子。クルトは、攻め続けてはいるが、苦しそうだ。
サン「攻めって言うのは・・こうやるんだ!レヴァ・ズ・オウグ!」
サンの剣、ギャラクシーから、炎があふれ出す!
クルト「ぐぁぁぁ!」
クルトは少々吹き飛び、立ち上がる。
サン「そんなものかぁ!?」
クルト「・・・がう・・・・」
サン「なに?」
サンは聞き返す。
クルト「違う!絶対に負けない!!」
クルトは前かがみになっていたさっきと違い、アレイアを上に高く挙げる。
サン「光が・・・あつまっていく?」
クルト「俺の光を見せてやる・・・究極の力ぁ!」
クルトはアレイアを後ろに回し、サンに突っ込んでいく。
サン「アルティメット・・・・・・」
クルト「アルティメット・ホーリー!!」
浄化の剣、アレイアの剣先に光が集まり、一筋のレーザーがサンを覆いこんだ。
サン「体が・・・いうことを・・・き・・かねぇ・・・」
クルト「光は溶かす能力も持っているんだ。浄化せよ!」
サンは剣を振り切れず、上に挙げたままだ。
サン「こんなところで、負けてたまるか!!」
必死の思いでなんとか剣を動かしていく。
クルト「振り切れることはできない!絶対に!」
サン「なら・・・絶対を・・・・覆す!」
サンはギャラクシーを地面に穴が開くほど振り切り、究極技を放つ。
クルト「ふ・・・ふりきっ・・・・」
サン「ヴォライガー!!」
隕石がクルトを滅多打ちにし、最後の一発、炎が、クルトを天井まで吹き飛ばす。
クルト「やっぱり・・・最弱・・・な・・の・・か・・・」
クルトは落ち、立ち上がることはなかった。
ハーバー「勝者!サン!」
大歓声が沸き起こった。が、サンは嬉しくなさそうだ。
サン「(今・・・こいつ・・・・究極技を・・・・・?)」
サンは控え室に帰っていく。すると、とんでもない光景を目にする。
ヴァルサ「く・・・・」
サン「ヴァルサ!どうした!?」
ヴァルサ「き・・をつけろ・・・2は・・・悪・・・魔・・・」
ヴァルサは気を失う。
サン「ヴァルサがやられるなんて・・・・」
ズィード「サンは9かぁ。じゃあ次は僕とかもね。」
サン「お前はやすぎだっつーの。」
ハーバーが控え室の扉を開ける。
ハーバー「サン君、ズィード君、試合の時間だ。」
サン&ズィード「試合~~~~~~!?」
続く