~月編~第五十九話 雷と雷の対決
ムーンは、島の洞窟に入り、黒いチャオと戦う。
ガルズ「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ガルズは手に、雷をため始める。
ムーン「奥義・・・・アルティメット―」
ムーンも、剣を振りかぶり、チャージする。
ガルズ「グラウンド・サンダー!!」
地面を雷を纏った手で殴り、その雷の衝撃が、ムーンに向かう。
ムーン「ボルテム!」
ムーンは高く飛び、雷を防ぐと、アルティメット・ボルテムを放つ。
ガルズ「サンダー・ドレイン」
手で、アルティメット・ボルテムを吸収してしまった。
ムーン「ダメだ・・なら!アルティメット・ボルテクス!」
大きな雷の竜巻が、ガルズを覆う!
ガルズ「パーフェクト・サンダー!」
ガルズの手から、ほとばしる電撃が暴発し、竜巻は乱れ、消える。
ムーン「ぐぁぁぁぁぁぁ!」
ムーンにもその電撃は伝わった。しかし、空中にいたので、どうすることもできなかったのだ。
ガルズ「これで・・・終わりだ」
ムーンをめがけ、空中を階段があるようにのぼり、雷を手にためながら、ムーンを殴ろうとする。
ムーン「(このままじゃダメだ・・・ミラーシールドは無理、なら!)サンダー・オーラ!」
ムーンの周りに、フルムーン・アルテマの雷が覆った。
ガルズ「ち・・・・ダイレクト・サン―」
ムーンは飛び上がって、ボルテクスをためていた。そして―
ムーン「フルムーン・アルテマ・ボルテクス!」
雷の球体は、竜巻にも囲まれ、ガルズを包み込む。
ガルズ「これほど・・・デス・サンダー!」
竜巻と雷は消滅していく。
ムーン「混沌と究極の力ぁ!カオス・ムーン・ブレード・ボルテクス!」
竜巻が纏ったミラフォースで、ガルズを叩きつける。
ガルズ「ぐはぁ!」
ムーン「ここから追撃・・・奥義!」
ムーンは剣を縦に構える。すると、すごいスピードで落ちていく。
ガルズ「(やはり・・・お前は・・・・・月・・・)」
ムーン「雷豪!龍昇電!」
ミラフォースを地面に突き刺すと、雷の波動が何重にもなって周りへ飛ぶ!
「そこまでだ!」
雷の波動を難なく切裂いたチャオは、すぐ近くまで来ている。
ムーン「なぜとめる?」
????「名乗るほどの者でもない。お前の仲間はここから東。確かに伝えた。」
すると、そのチャオは瞬時に移動してしまう。
ガルズ「お前が月の子か・・・礼を言う。久しぶりの勝負だった。」
ムーン「!? なぜ僕が月の子だって知ってるの?」
ガルズ「俺は・・月と太陽の守護者、月と太陽の右腕。これからはお前についていく。改めて紹介させてもらおう。」
ガルズはマントを外し、雷であたりを照らす。
バレム「・・・・・?」
ガルズ「月と太陽の右腕、ガルズ・デイン・スレイドだ。左腕、王もいるんだが、はぐれてしまった。」
ムーン「左腕と、王?」
ムーンはポヨを?にしながら言う。
ガルズ「俺より強いのが、王。俺と同じぐらいなのが、左腕。」
バレム「とりあえず東だったな。いくぞ!」
バレムを先頭にして、ムーン達は、東へと向かう。
仲間の元へ―
続く