~月編~第五十八話 疾風迅雷!漆黒参上!

ムーンは、封印石を手に入れ、その封印石の力で出現した船に乗り、島へついた。

バレム「しかし、森の奥は深いのう。」

ムーン「でも、さっきから誰かに見られてるような・・・」

ムーンらは、ご覧のとおり、森を進んでいた。

険しい道のりを過ぎ、そこにあったのは「洞窟」。

バレム「大きい穴じゃのう。」

ムーン「しっかし、こんな無人島になぜ洞窟が?」

ムーン達は用心して入ると、中は暗く、ほとんど見えない状態。

バレム「見ろ!」

洞窟の奥には、ランプ、テーブル、布団・・など、生活用具が詰まっていた。

ムーン「誰か来る!」

と、ムーンの声と同時に現れたのは、マントを羽織った、黒いチャオ。

???「貴様らは・・・・誰だ?俺の住処に何のようだ?」

そのチャオはとにかく真っ黒で、みればムーンと同じように三本の角がある。

ムーン「君は・・・・・・・?」

ガルズ「俺はガルズ。この島でひっそりと暮らしている。お前は?」

バレム「わしがバレムで、こいつがムーンじゃ。」

バレムが言葉を発した瞬間、ガルズの様態が変わった。

ガルズ「フ・・そこのムーン。俺と勝負しろ。」

ムーン「え!?」

ガルズ「剣を構えろ!」

ガルズはムーンに特攻して行く。

ムーン「なんだかよくわかんないけど・・・クレセント・サンダー!」

ムーンは剣を抜くと同時に、稲妻を放った。

ガルズ「サンダー・シールド!」

稲妻が、ガルズを護り、クレセントサンダーを打ち消す!

バレム「あれは・・・・電流!」

ムーン「ちょっと厄介だな。いくぞぉ!」

ムーンは剣を振りかぶる。

ガルズ「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ガルズは、ムーンにものすごいスピードで突っ込んで行く。その手には、雷が握られている。

ムーン「Ⅴクレセント・サンダー!!」

ガルズ「ダイレクト・サンダー!!」

ミラフォースを振り切ったところへ、ガルズの手の雷がクレセントサンダーを抑えた。

ムーン「少しはやるようだね。」

ガルズ「来い!(本当の奴かどうか・・・試してくれる!)」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第136号
ページ番号
106 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日